「教育・文化」 2018年10月のニュース一覧
2018年10月31日(水) 09:00 [地域・暮らし, 教育・文化]
棒振りで繁栄願う/来間ヤーマスプナカ2日目
3年ぶりにパレード/「雨乞い座」では祝宴
下地来間島の伝統行事「ヤーマスプナカ」は2日目の30日、集落内を練り歩くパレードが3年ぶりに行われ、島の人々が棒踊りや奉納踊りで、向こう1年間の無病息災や五穀豊穣(ごこくほうじょう)などを祈願した。パレード後は「雨乞い座」と呼ばれる広場で、3兄弟の一族が島の繁栄を祈願する棒振りを披露するなど盛大に祝宴を催し、島の発展と子孫繁栄を願った。
2018年10月31日(水) 08:59 [地域・暮らし, 教育・文化]
五穀豊穣を祈願/西原ミャークヅツ
スーツ姿でパレード/男性らクイチャー踊り
平良西原のミャークヅツは「中日」の30日、集落の男性が参加し、集落内を力強く厳かに練り歩くパレードが行われた。五穀豊穣や自治会ののぼり旗や日の丸を掲げ「うやきーゆなうらしよー(裕福な世にしてくれよ)とはやしながら踊り五穀豊穣と子孫繁栄を祈願した。
2018年10月31日(水) 08:58 [地域・暮らし, 教育・文化]
兄弟6人が「ウヤ」に/池間ミャークヅツ
前里ムトゥ初、特別表彰
池間島ミャークヅツで、参加対象となる55歳以上(ウヤ)の兄弟6人が勢揃いし、地元の話題になっている。230年前から続く前里ムトゥでは初めてといわれ、祭り中日の30日には6人を特別表彰した。
2018年10月30日(火) 09:00 [地域・暮らし, 教育・文化]
ミャークヅツ始まる/クイチャーで豊年祈願
池間、佐良浜、西原祭り一色
池間系の伝統行事「ミャークヅツ(宮古節)」が旧暦9月の甲午(きのえうま)の日に当たる29日、池間島、佐良浜、西原の3地域で始まった。旧年中の五穀豊穣(ほうじょう)・大漁に感謝し、向こう1年間の豊作・豊漁を祈願する豊年祭。初日の池間島と佐良浜では躍動的なクイチャーで大地を強く踏み、掛け声の「ヒヤサッサ、ヒヤサッサ」が響いた。池間島と西原では3日間、佐良浜では4日間繰り広げられる。
佐良浜地区
佐良浜地区のミャークヅツは池間添、前里添で行われた。午後4時ごろから「ミーウヤ」と呼ばれる男性らがクイチャーを踊り、「ヒヤサッサ」と掛け声を集落内に響かせ、五穀豊穣と島の発展を祈願した。
池間添では数え年47歳から、前里添では50歳からミャークヅツに参加。今年は池間添に14人、前里添に25人が新入生として加わった。
池間添のミーウヤは、おそろいのピン
ク色のポロシャツ姿で、地面を力強く蹴り上げて豪快に乱舞した。上地勝彦さんは「久しぶりの同窓にも会え、楽しかった。伝統行事は大事にしていきたい」と笑顔で語った。
前里添のミーウヤは、頭にタオルを巻き、黄色の法被をまとって掛け声とともに跳び上がり、手をたたいて堂々と踊った。神奈川県から参加した仲村渠英明さんは「小さい頃に見て雰囲気は分かっていた。1回きりなので参加して良かった」と話した。
池間島
池間島では、水浜広場で二重の輪をつくって行われた。女性が内側で優雅に舞い、男性が外側でダイナミックに踊った。
今年の数え55歳の新会員のミーウヤ(新親)は1964(昭和39)生まれの男性18人。
新親の仲間正弘さんは「緊張して寝れなかった。私は前ぬ家ムトゥの新会員となった。29日午前5時から参加した」と語った。
那覇から里帰りして参加した浜元保さんは「今年米寿を迎える。これからも健康長寿でミャークツヅに参加したい」と気持ちを新たにした。
平良西原
平良西原では早朝から地域の男性らが仲間御嶽(ないかに)に集まり、祭祀の始まりを報告するとともに、五穀豊穣と子孫繁栄を祈願した。
男性らはスーツ姿で御嶽周辺で車座になり泡盛を酌み交わした。
参加した高嶺貞久さん(56)は「池間民族はみんな兄弟」と赤ら顔で話した。
30日は今年誕生した子供を神に報告する「マスムイ」や集落を練り歩くパレードほか、ジャー(座)ではクイチャーや奉納相撲が行われる。
2018年10月30日(火) 08:59 [地域・暮らし, 教育・文化]
子の誕生 先祖に報告/神酒回し、神詩歌い
来間島で「ヤーマスプナカ」/きょうパレード
旧暦9月の甲午の日に行われる下地来間島最大の伝統行事ヤーマスプナカが29日、2日間の日程で始まった。初日は3兄弟の家元で子孫の繁栄を祈願する「サラピャース」と「マスムイ」の儀礼が行われた。この1年間に誕生した子供を先祖に報告するとともに、健やかな成長を祝って島民が神酒を回し飲み、子孫繁栄と島のさらなる発展を願った。30日は島内を練り歩くパレードのほか、「雨乞い座」と呼ばれる広場で島の子供たちも参加した棒振りや奉納の踊りが行われ、島民の無病息災と五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する。
2018年10月27日(土) 09:00 [教育・文化]
小中全校にタブレット/市教委
情報化推進計画を策定
無線LANは次年度にも
宮古島市教育委員会は26日までに、ICT(情報通信技術)教育の校内環境を整える市教育情報化推進計画を策定した。2020年度に小学校、21年度には中学校に相当数のタブレット端末を配布して運用を開始する計画だ。19年度内には無線LAN環境を整える検討が進められており、ICT教育の充実に向けた動きが本格化する。
2018年10月27日(土) 08:57 [教育・文化]
創造の文化 華やかに/中学校文化祭
郷土芸能、ダンスなど多彩
第24回宮古地区中学校総合文化祭(主催・宮古地区中学校文化連盟)の舞台発表の部が26日、マティダ市民劇場で行われた。生徒たちは地域文化の担い手としての自覚と誇りを胸にステージで躍動、郷土芸能やダンス、吹奏楽を堂々と発表した。県大会に派遣する代表校は後日発表する。
2018年10月26日(金) 08:59 [教育・文化]
アラフ遺跡 文化財指定へ/城辺新城
市教委 年内に市文保審諮問
宮古島を代表する無土器期の遺跡「アラフ遺跡」(城辺字新城)の市指定文化財指定に向け、市教育委員会(宮國博教育長)は25日、市文化財保護審議会に諮問することを決定した。年内にも市教委が同審議会に諮問し、城辺新城海岸砂丘地にある同遺跡の史跡指定に向けた協議がスタートする。
2018年10月26日(金) 08:58 [教育・文化]
とうがにあやぐを奉納/宮古神社で宵宮祭
きょう例大祭
26日午後2時から執り行われる例大祭(れいたいさい)を控え、宮古神社で25日午後、前夜祭の宵宮祭(よいみやさい)が行われた。参拝者らは、本番に向け1年間の豊作と無事過ごせたことに感謝した。祝儀舞踊「とうがにあやぐ」などが奉納され、厳粛な雰囲気に包まれていた。
2018年10月25日(木) 08:56 [教育・文化]
沿岸航海実習へ出発/宮総実生徒
13人が「海邦丸五世」で
宮古総合実業高校(平良淳校長)の海邦丸五世第5次沿岸航海出発式が24日、平良港で行われた。沿岸航海に出発したのは同校海洋科学科2年生で海洋技術類型の生徒6人と機関技術類型の7人の13人。20日間の航海で横浜港、神戸港などに寄港し、主要航路航海などの実習をする予定。
2018年10月24日(水) 08:59 [教育・文化]
伝統の豊年祭ユークイ/伊良部南区
「歓喜の踊り」奉納
伊良部南区の佐和田・長浜・国仲・仲地の四つの集落で23日、伝統の豊年祭「ユークイ(世乞う、富乞う)」がにぎやかに行われた。住民らはそれぞれ四つの御嶽で集い、旧年中の無病息災、実り多い五穀豊穣(ほうじょう)に感謝し、向こう1年間のさらなる豊作を願った。長浜御嶽では「歓喜の踊り」を奉納した。
2018年10月24日(水) 08:57 [教育・文化]
63事業所で職場体験/平良中2年生
本社では2人が記者に
平良中(池城健校長)は2年生185人を対象にした職場体験学習を23日からスタートさせた。26日までの4日間にわたり、ホテルや保育所、飲食店など市内63事業所などで職業観や勤労観を身に付け、将来の進路選択に役立てる。
2018年10月23日(火) 08:55 [教育・文化]
入賞者たたえ表彰/市民文化祭盆栽、写真部門
第13回宮古島市民文化祭(主催・宮古島市、市教育委員会、市文化協会)が21日、3日間の日程を終了して閉幕した。最終日の21日には会場となったJTAドーム宮古島で盆栽部門と写真部門の表彰式が行われた。入賞者に賞状を手渡して、成果をたたえるとともにさらなる精進を期待した。
2018年10月21日(日) 09:00 [教育・文化]
歌声、音色で魅了/総合文化祭 音楽祭高校・一般の部
合唱や合奏、独奏奏でる
第13回宮古島市民総合文化祭の音楽祭高校・一般の部(主催・市、市教育委員会、市文化協会)が20日、マティダ市民劇場で開かれた。19の団体、個人が出演。合唱や楽器の合奏、独奏などさまざまなスタイルで日ごろから練習を重ねてきた音楽を奏で、その歌声や音色で観客を魅了した。
2018年10月21日(日) 08:59 [教育・文化]
舞台発表で盛況/市民文化祭
エイサーなど演舞
第13回宮古島市民総合文化祭は2日目の20日も盛況だった。会場のJTAドーム宮古島には多くの市民が訪れ、感性あふれる作品に触れながらワークショップや舞台発表を楽しんだ。
2018年10月21日(日) 08:56 [教育・文化]
集落の歴史など学ぶ/郷土史部会
総合文化祭史跡巡り
第13回市民総合文化祭に伴う郷土史部会の「松原・久貝両集落と来間集落の史跡巡り」が20日、3集落で行われた。宮古郷土史研究会の久貝春陽さんがそれぞれの集落におけるその成り立ちや歴史、伝承などを分かりやすく紹介した。
2018年10月20日(土) 09:00 [教育・文化]
力作6000点展示/総合文化祭が開幕
中文祭と同時、ドーム初開催
「創造する市民の文化」をテーマに、第13回宮古島市民総合文化祭が19日、JTAドーム宮古島で始まった。期間は21日までの3日間。これまで別日程だった一般の部と児童・生徒の部を統合。宮古地区中学校総合文化祭とも同時開催となり、会場には約6050作品が展示されている。詰め掛けた市民は展示された力作、秀作に触れながら、芸術の秋を堪能していた。
2018年10月20日(土) 08:59 [政治・行政, 教育・文化]
クーラー 来年度設置へ/市教委
1年前倒し、全校に/政府方針受け緊急対応
市内の小学校と中学校の普通教室に空調(冷房)設備を整備する計画で、市教育委員会は19日、当初2年かけて設置するとした計画を見直し、2019年度の1年で全校に取り付ける方向で本格検討に入った。熱中症対策を強化する政府の方針を受けての緊急措置。
2018年10月20日(土) 08:56 [教育・文化]
謝花雲石の戦前の書発見/市総合博物館収蔵
「書道史知る貴重な資料」
「沖縄の三筆」の一人と称される書家、謝花雲石(じゃはな・うんせき、本名・謝花寬剛、1883~1975年)が、戦前に草書で書いた書幅(掛け物、掛け軸)が市総合博物館の収蔵資料から発見されていたことが19日までに分かった。発見した沖縄国際大学非常勤講師の稲福政斉さんは「沖縄の近現代書道史を知る上で貴重な資料」と高く評価している。下地明市生涯学習部長らが会見し、改めて公表した。
2018年10月19日(金) 08:58 [教育・文化]
市民文化祭、きょう開幕/JTAドーム
中学生文化祭も同時開催
「創造する市民の文化」をテーマに、第13回宮古島市民総合文化祭が19日、JTAドーム宮古島で開幕する。21日まで。開場時間は午前10時~午後6時(21日は午後5時終了)まで。一般の部と児童・生徒の部を統合し、宮古地区中学校総合文化祭も同時開催される。本番を前に盆栽部会の審査が行われ、池原一美さんの作品が市長賞に輝いた。
2018年10月17日(水) 08:59 [教育・文化]
大きく育ってね
池間の小学生 タマンの幼魚放流
池間の小学生16人は市海業センターの協力で16日、池間島南側の水浜海岸でタマン(和名ハマフエフキ)放流体験学習を実施した。それぞれバケツに入ったタマンの幼魚計300匹を放流し、「元気で、早く大きくなってね」と願った。今年に入って放流したのは今回が初めて。
2018年10月17日(水) 08:57 [教育・文化]
立津君と平良さん最優秀/中学総合文化祭
ポスター・テーマに採用
第24回宮古地区中学校総合文化祭の審査会がこのほど行われ、ポスターは平良中3年の立津睦良(ちから)君が、テーマは池間中3年の平良恋菜(れな)さんが最優秀に選ばれた。主催する宮古地区中学校文化連盟(友利直喜会長)が16日、北中学校で表彰式を開き、2人に賞状を贈った。
2018年10月16日(火) 08:58 [教育・文化]
創作の場を一般開放/市民総合文化祭
オープンアトリエ実施へ
創作活動の場を一般開放するオープンアトリエが今年も市民総合文化祭の一環で実施される。開放する期日と時間は「宮古島OpenアトリエⅡ」マップで確認できる。マップは市役所や文化協会で受け取れる。
2018年10月14日(日) 08:55 [教育・文化]
大賞に新城楓澄君/サシバ俳句コンテスト
日本自然保護協主催
サシバ俳句コンテスト(日本自然保護協会主催、宮古島ジュニア俳句育成会、宮古野鳥の会共催)の入賞者の表彰式が13日、伊良部中学校で行われた。「サシバ飛ぶ飛行機雲を追いかけて」で大賞を受賞した新城楓澄(ふうと)君(平良中2年)ら入賞者に賞状が授与された。
2018年10月13日(土) 08:59 [教育・文化]
平良中、準優勝に輝く/科学の甲子園県予選
夏休みの勉強生かし成果
科学の甲子園ジュニア県予選がこのほど、県立総合教育センターで行われ、宮古地区代表の平良中学校が準優勝に輝いた。夏休み期間中に取り組んだ理数の勉強と実技を生かし、同校初の快挙を成し遂げた。
2018年10月13日(土) 08:58 [教育・文化]
市長賞に伊藤修敬さん/市民文化祭
写真コンクール入賞作決定
第13回宮古島市民総合文化祭写真コンクールの審査が12日、市役所平良庁舎で行われ、金賞の市長賞には伊藤修敬(みちたか)さんの作品「青の世界」が選ばれた。銀賞の教育長賞は下地咲恵さん、同じく銀賞の文化協会長賞は渡真利邦子さんの作品に決まった。入賞作品は今月19日に開幕する文化祭で展示される。
2018年10月13日(土) 08:57 [教育・文化]
ライオンズ中高生絵画コン/平和ポスターは池間さん
風景画最優秀に砂川さん
宮古ライオンズクラブ(下地隆之会長)主催の第24回中高生絵画コンクールの表彰式が12日、西里通りの花ギャラリーTOMOEで開かれ、入賞者に賞状が贈られた。風景画部門では砂川中学校3年の砂川瑠菜さん、平和ポスター部門では同1年の池間新さんの作品がそれぞれ最優秀賞に輝いた。
2018年10月10日(水) 08:57 [教育・文化]
漁協の朝は早い!/北中生徒が競り体験
北中学校(友利直喜校長)の2年141人(男子65人、女子76人)を対象にした職場体験学習が9日、11日までの3日間の日程で始まった。ホテルや空港ターミナル、保育園など47の事業所で実施。このうち、宮古島漁協(儀保正司組合長)では男子4人が魚市場の競りなどを体験し、漁協の役割の大切さを実感した。
2018年10月9日(火) 08:59 [教育・文化]
泥を塗られて厄払う/島尻で「パーントゥ」
住民、観光客の歓声響く
国指定重要無形民俗文化財の奇祭「平良島尻のパーントゥ」が8日、島尻集落で2日間の日程で始まった。つる草を全身に巻き付け、泥を塗った3体の「パーントゥ」が姿を現すと、集落内はざわつき始め、逃げ回る人たちの歓声が秋の夕空に響いた。
2018年10月7日(日) 09:00 [教育・文化]
パーントゥ11月にも登録/ユネスコ無形文化遺産に
全国の来訪神 10件一括で
1年先送りされていた国連教育科学文化機関(ユネスコ)への無形文化財遺産候補になっている「宮古島のパーントゥ」(保持団体・島尻自治会・野原部落会)を含めた8県10件の伝統行事「来訪神(らいほうしん)仮面・仮装の神々」は11月にも登録される見通しだ。再申請した8県の関係者らは、今後開催される予定のユネスコ政府間委員会の審議に期待を寄せている。