2019年10月25日のニュース一覧
2019年10月25日(金) 09:00 [地域・暮らし]
ミャークヅツ始まる/池間、佐良浜、西原
住民がクイチャー奉納/豊作豊漁、子孫繁栄祈願
旧暦9月の甲午(きのえうま)の日に当たる24日、池間島、伊良部佐良浜、平良西原の3地区で伝統行事「ミャークヅツ」が始まった。池間島と西原では3日間、佐良浜では4日間行われる。初日は池間と佐良浜の池間添、前里添で地域住民がクイチャーを奉納し、向こう1年の豊作豊漁、子孫繁栄などを祈願した。25日は西原の集落内でパレードやクイチャー奉納が行われる。
佐良浜地区
佐良浜地区のミャークヅツは池間添、前里添で行われた。午後4時ごろから「ミーウヤ」と呼ばれる男性らが豪快にクイチャーを踊った。「ヒヤサッサ」と掛け声を集落内に響かせ、五穀豊穣(ほうじょう)と島の発展を祈願した。
池間添では数え年47歳から、前里添では50歳からミャークヅツに参加した。今年の新入生は池間添が18人、前里添が21人だった。
池間添のミーウヤは、おそろいの水色のポロシャツ姿で登場。何度も地面を蹴
り上げて豪快に乱舞した。長嶺勝巳さんは「年寄りの仲間入りを果たし、うれしい。今後は後輩の指導に頑張りたい。初めてのことばかりで分からないことも多いが、ツカサに教わりながらやっている」と充実した笑顔を見せた。
前里添のミーウヤは、頭にタオルを巻き、黄色の法被をまとった。力強い掛け声とともに高々と跳び上がった。上地日本(ひもと)さんは「先輩たちから受け継いできた伝統行事。島外からも同窓が集まり、久しぶりに会えて良かった。いつまでも続くことを願っている」と充実した表情で語った。
池間島
池間島のミャークヅツは男性が中心で、真謝ムト、上げ桝ムト、前之屋ムト、前里ムトのいずれかの会員となる。
新会員はミーウヤ(新親)と呼ばれ、数え55歳に入会する。今年のミーウヤは1965(昭和40)年生まれ。
上げ桝ムトの前泊貞喜さん(81)は、次男の久信さん(55)が新会員となったため、感謝状が贈呈された。久信さんは「父と一緒に表彰されてうれしい」と笑顔だった。
前之屋の会員、波平重夫さん(71)は今年は兄弟4人で参加した。「弟たちの健康を見て、感無量」と声を弾ませた。
平良西原
平良西原のミャークヅツは24日、「あら日」と呼ばれる初日を迎えた。朝からナナムイら西原の男性が仲間(ないかに)御嶽に集まって酒を酌み交わし、祭りの開始を祝いながら地域の発展を願った。25日は今年誕生した子供を神に報告する「マスムイ」やパレードが実施される。
午前8時から開会行事があり、西原自治会の渡久山英隆会長らがあいさつしてミャークヅツの開会を告げた。渡久山会長は「先人から受け継がれてきた伝統や文化を守りたい。今年は分村から145年目になる。向こう一年間がまた今年よりいい年であるよう願いたい」と述べた。
ナナムイのニガイウヤを代表して仲間善栄さんは「朝早くから多くの人が、ミャークヅツに来てくれたことをありがたく思う。五穀豊穣(ほうじょう)と子孫繁栄を祈願することができた」とあいさつした。
25日の「中の日」は、午前5時から「マスムイ」が挙行される。午後からは旗頭を立てながら集落内をパレードするほか、奉納相撲、全員によるクイチャーが行われる。
2019年10月25日(金) 08:59 [地域・暮らし]
子孫繁栄を祈願/来間島でヤーマスプナカ
子の健やかな成長祝う/きょう集落内パレード
子孫繁栄を願う来間島の伝統祭祀(さいし)「ヤーマスプナカ」が旧暦9月26日の甲午(きのえうま)に当たる24日、2日間の日程で始まった。初日は、昨年のヤーマスプナカ以降に誕生した新生児を盛大に祝った。25日午後2時からは集落内でパレードが行われる。この祭祀は市指定無形民俗文化財。
2019年10月25日(金) 08:58 [教育・文化]
きょうから市民文化祭/JTAドーム
「芸術の秋」を堪能
「創造する市民の文化」をテーマにした第14回市民総合文化祭(主催・市、市教育委員会、市文化協会)の展示部門が25日~27日までの3日間、JTAドーム宮古島で開かれる。書道や美術、文芸、写真など児童生徒やサークル、一般市民の作品を一堂に展示する。初日の午前10時にオープニングセレモニーを実施する。中学校総合文化祭と同時開催。
2019年10月25日(金) 08:57 [教育・文化]
市長賞に新城さんの盆栽/市民総合文化祭
オオハマボウ 「自然体」を評価
日本盆栽協会宮古支部(平良隆支部長)は24日、第14回市民総合文化祭盆栽の部の審査結果を発表した。最高賞に当たる市長賞には、新城武一郎さんのオオハマボウが選ばれた。市長賞を含む入賞作品などは25~27日までJTAドーム宮古島で展示される。
2019年10月25日(金) 08:56 [産業・経済]
県畜産共進会に出発/宮古代表牛8頭
目指すは団体賞
11月1日に糸満市で行われる第45回県畜産共進会に出品する宮古地区代表牛8頭の壮行会が24日、平良港であり、多くの関係者が「団体賞を取ってほしい」と激励した。
2019年10月25日(金) 08:55 [社会・全般]
地域の畜産振興に力/平良氏が県功労者受賞
県は25日付で2019年度県功労者表彰受賞者10人を発表した。宮古関係では元宮古郡農協組合長の平良一夫氏(77)=市平良東仲宗根=が農林水産部門で受賞する。受賞に平良氏は「とても重い賞で心から喜んでいる。心を開いて支えてくれた生産農家、畜産関係者に感謝したい」と話した。
2019年10月25日(金) 08:54 [はばたけあすの顔]
【はばたけ】秋がいっぱい/南小学校1年3組
男子14人、女子11人
1年3組の児童たちは、秋を見つけに運動場や近くの公園に砂川先生と一緒に出かけた。児童たちは歩きながら「松ぼっくりだよ」「トンボが飛んでいる」「黄色い葉っぱだ」などと、先生に話した。教室の後ろの棚には、けん玉の材料にする松ぼっくりが並ぶ。松ぼっくりに色を塗り、紙コップと糸で結び、松ぼっくりを空中にヒョイと揚げて紙コップで受けるという秋を彩るけん玉だ。