「インサイドリポート」 2020年2月のニュース一覧
2020年2月13日(木) 08:54 [インサイドリポート]
【インサイドリポート】宮古島文学賞の役割と可能性㊦
「胸を貫く作品期待」/描かれた島、全国発信
■14歳の挑戦
今回の文学賞には、宮古在住の中学1年生(14)が応募した。
インターネットの普及で若者の活字離れが進み、国語力や語彙(ごい)力が下がっているといわれている。
こうした状況下で、400字詰め原稿用紙30枚~50枚の物語をつくった努力は大きな財産になる。
感受性が豊かで多感な時期。残念ながら2次選考には進めなかったが、再応募を期待する声は多いはずだ。
主催する市文化協会の大城裕子会長は入賞作品発表のあいさつで「地元の文学賞に挑戦する心をたたえたい」と喜び、応募年齢の底辺拡大につながる可能性を展望した。
今回の応募者を年代別で見ると60代が最多で14人。次いで▽40代、70代12人▽30代10人▽50代7人▽10代4人▽20代、80代1人-。
平均年齢は52歳、最年少は13歳、最年長は80歳だった。
2020年2月12日(水) 09:00 [インサイドリポート]
【インサイドリポート】「島」テーマ、無限の可能性/入賞作「ファンタジー」要素多く
宮古島文学賞の役割と可能性㊤
第3回宮古島文学賞の入賞作品が7日に発表された。入賞4作品のうち、3作品が現実離れをした世界観などを描いた「ファンタジー」で、読み手の想像が広がりそうだ。今回は地元の中学生(14歳)の応募もあり、話題性もあった。一方で、「島」という限られたテーマでの継続性を懸念する声や、低年齢層に悪影響を与えかねない暴力的表現などをどうするかなど課題も出た。関係者のコメントなどを交えながら、宮古島文学賞の役割と可能性を探った。