「産業・経済」 2020年7月のニュース一覧
2020年7月31日(金) 08:58 [産業・経済]
イベント中止相次ぐ/新型コロナ初確認受け
方言大会、夏まつりも
新型コロナウイルスの感染者が宮古島市で初確認されたことを受けて、イベントの中止や延期が相次いでいる。9月に予定されていた方言大会は30日までに中止が決定、宮古島夏まつりも中止の方向で最終調整に入った。そのほか31日の市畜産共進会が取りやめとなる。実施中の宮古体育大会は一時的に中断する。来年1月の宮古島100キロワイドーマラソンも中止が検討される見通しだ。実行委員会の総会で協議する。
2020年7月26日(日) 08:58 [産業・経済]
島に必要な人材育成へ
研修生募集で説明会開催/内閣府事業
内閣府事業「宮古島型産業中核人材育成事業」の研修生募集説明会が25日、JTAドーム宮古島会議室で行われた。事業を実施する南西地域活性化センターや宮古島事務局のリチャージの職員、講師が事業の説明を行った。島外で活躍する講師らはリモートで出席した。応募は8月5日まで。
2020年7月25日(土) 09:00 [産業・経済]
6月は前年比7割減/島内ホテル稼働率
やや持ち直すも18%と低迷
新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、入域観光客が減少し、島内ホテルの稼働率も低迷している。6月は前年同月比7割減の18・07%にまで落ち込んでいる。航空便の減便や運休が続いた5月に比べ、6月は下旬に全都道府県で緊急事態宣言が解除され、県境移動の自粛が緩和されたことから、観光客が増えきた。ホテルの稼働率も5月から15ポイントほど持ち直したが、新型コロナ影響前と比べると「低空飛行」のまま。7月に入ってからの新型コロナ感染者の増加を見ると先行きは不透明だ。
2020年7月23日(木) 09:00 [産業・経済, 社会・全般]
GoTo旅行スタート/新型コロナ対策
景気押し上げに期待/観光振興と感染防止両立へ
新型コロナウイルスの影響で冷え込んだ観光需要を喚起する政府の「Go To トラベル」事業が22日に始まった。国内旅行を対象に宿泊・日帰り旅行代金の半額を補助する。観光振興が期待される半面、人の移動の活発化に伴う感染リスクの高まりへの懸念も膨らむ。事業開始をめぐっては政府方針の変遷で観光事業者の多くが対応に手を焼いているのが現状だ。業界の期待と不安が交錯する中、景気の押し上げ効果がどこまで出せるのか注目される。
2020年7月22日(水) 09:00 [産業・経済]
県産品の優先使用を/奨励月間で市に要請
「地場産業振興の近道」/県内経済5団体
7月の県産品奨励月間に伴い、県産品奨励キャンペーン要請団の島袋等団長らが21日、市役所平良庁舎を訪れ、下地敏彦市長と山里雅彦市議会議長に県産品の優先使用を要請した。島袋団長は「県経済は新型コロナなどで大きく落ち込んでいる。地場産業振興の一番の近道は県産品の愛用。県内企業の優先発注や県産品の優先使用に特段の配慮を賜りたい」と理解を求めた。
2020年7月19日(日) 09:00 [産業・経済]
観光消費 36億円減少/クルーズ船20年上半期
2月以降は寄港ゼロ/新型コロナで需要消失
世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響で、管内のクルーズ船需要が冷え込んでいる。2020年上半期(1~6月)の海路観光消費額は1億500万円にとどまり、前年比で36億8700万円減少した。クルーズ船の寄港は2月以降ゼロが続いており、再開の見通しは立たない。交通関係事業所や飲食店、小売店、免税店、観光施設などの経済的損失は膨らむ一方だ。
2020年7月19日(日) 08:59 [産業・経済]
サトイモの出荷ピーク/大阪出身の安里さん栽培
本土市場で人気博す/「宮古の気候に最適」
宮古島産サトイモの県外出荷がピークを迎えている。島産のサトイモは品質も良く、本土の市場でほかの産地のサトイモが出回る時期よりも一足早く提供できることから、ここ数年人気を博している。また、生産面でも10月に植え付けて翌年の7月に収穫することから、台風の影響もほとんど無いという。下地高千穂でサトイモを生産する「ベジワーク宮古島」の安里智行社長は「宮古島の気候、土壌に適しており、とても可能性のある作物だと思う」と話した。
2020年7月15日(水) 08:59 [産業・経済]
葉タバコ買い入れ始まる/平均キロ単価2004円
反収低く、今後に期待/2020年産
2020年産葉タバコの買い入れ作業が14日、平良西里の日本たばこ産業(JT)宮古葉たばこ取扱所で始まった。初日は平良地区で生産された38・8㌧を買い入れ、平均反収(10㌃当たり収量)は193㌔、平均キロ単価は2004円といずれも前期実績を下回る出だしとなった。今後の高値取引が期待される。買い入れは8月24日まで。
2020年7月15日(水) 08:58 [産業・経済]
地産地消促進へ試食会/市観光推進協
冷凍刺身と取れ立て味比べ
市観光推進協議会(会長・下地敏彦市長)は14日、伊良部漁業協同組合(伊良波宏紀組合長)が運営するおーばんまい食堂で「地産地消促進のための食材試食会」を開いた。ホテルや飲食、行政の関係者ら20人以上が参加。1カ月前の急速冷凍カツオ・マグロを使った刺し身と取れ立ての新鮮なカツオ・マグロの刺し身を味比べした。全員が「味は変わらない」と高く評価。同組合では、今後ホテルや飲食店へ安定品質のカツオ・マグロを安定的に供給していく方針だ。
2020年7月14日(火) 09:00 [産業・経済]
宿泊需要 9月回復見通し/国内客の動き基に予測
コロナ対策と経済両立へ/市観光推進協
新型コロナウイルス感染拡大の影響で落ち込んだ宮古島市における国内客の宿泊需要が、今年9月にも回復に向かう見通しだ。日本観光振興会やJTB、データ取引市場等が連携して運営する「観光予報プラットフォーム」が前年と同水準に戻ることを予測している。今年上半期前年比で146億円減少した観光消費額の挽回に向け、新型コロナ対策を両立させた経済活動が一気に加速するものとみられる。これらの予測は13日に開かれた市観光推進協議会で示された。
2020年7月14日(火) 08:59 [産業・経済]
JTAが貨物臨時便運航/出荷最盛期のマンゴー輸送
宮古-那覇間
日本トランスオーシャン航空(JTA)は13日、出荷がピークを迎えているマンゴーなどを輸送する貨物臨時便を宮古-那覇間で1便運航した。この日は3・3トンのマンゴーと鮮魚など合わせて3・7トンを運んだ。JTA宮古支社の小堀健一支社長は「(新型コロナの影響で)減便が続く中、生産者は出荷を懸念していたと思うが、不安を払拭(ふっしょく)するよう、円滑な輸送に努めたい」と話した。同社は15日にも同様な貨物臨時便の運航を計画している。
2020年7月12日(日) 08:58 [産業・経済]
客数50%以上減った/コロナ影響 アンケ結果
観光事業所8割強が回答
宮古島観光協会(会長・下地敏彦市長)はこのほど、宮古圏域観光業従事者アンケートをまとめた。それによると、1~5月の前年同期比について、新型コロナウイルス感染症の影響で、客数が50%以上減ったとする事業所が8割強に上った。観光客に対する島民からのネガティブな反応を危惧する声や、店のガイドラインに従わない観光客に頭を悩ませる声もあるなど、対応の難しさに観光関係者の苦慮する姿が浮き彫りとなった。
2020年7月10日(金) 09:00 [産業・経済]
サンエー「宮古島シティ」15日着工/大型ショッピングセンター
サンエー(本社宜野湾市、上地哲誠社長)が平良下里に計画している大型ショッピングセンター「サンエー宮古島シティ(仮称)」の起工式が15日に行われ、いよいよ工事が着工する。同施設については開業時期や施設内容について一部変更があることから、15日の起工式前には上地社長らによる会見が行われ、具体的な内容が示される予定となっている。
2020年7月9日(木) 08:59 [産業・経済]
6月は2万1159人/市入域観光客数
やや回復も前年比8割減
宮古島市への6月の入域観光客数は2万1159人で、前年同月比で8万7875人(80・59%)減だった。前月に引き続き、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による航空便減便や外国クルーズ船全便キャンセルなどの影響が要因と見られる。前年割れは今年1月から6カ月連続となっている。
2020年7月8日(水) 09:00 [産業・経済]
観光関連産業 回復兆し/入域観光客が急増
宿泊、レンタカー稼働率上昇/新型コロナ 自粛解除で
新型コロナウイルスの感染拡大で冷え込んだ島の経済が回復傾向に入った。県をまたぐ移動などさまざまな自粛要請の解除を踏まえて入域観光客が急増。これと連動する形で宿泊やレンタカー、飲食店など観光関連産業の稼働率が上昇している。日常の再開に向けて経済が動き出す一方、感染リスクの高まりを懸念する声もある。観光振興と感染防止という相反する二つの軸を重視した経済活動の実践が求められている。
2020年7月7日(火) 09:00 [産業・経済]
ホテル 年度内に着工/トゥリバー地区
三菱地所経過説明 23年3月開業変わらず
三菱地所の中島篤常務が6日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、同社が平良港トゥリバー地区で進めるホテル建設について経過を説明した。説明によると新型コロナウイルス感染症の影響で、設計作業が若干遅れているが年度内に着工できる見通しだという。開業は当初計画通り2023年の予定。
2020年7月5日(日) 09:00 [産業・経済]
コロナ融資100億円決定/沖縄公庫宮古支店
申し込み受け付け569件/最多は宿泊・飲食で4割
沖縄振興開発金融公庫宮古支店(桑江賢支店長)は3日、新型コロナウイルス関連融資による、同支店管内の状況を発表した。それによると、6月28日時点で累計569件の申し込みを受け付け。うち融資決定は542件(進捗率95%)となり、融資決定額は100億円に達した。業種別では宿泊・飲食業が全体の4割を占め、最も多かった。県全体の申し込み受け付けは累計9675件で、うち8807件、金額にして1661億円の融資を決めた。
2020年7月5日(日) 08:59 [産業・経済]
農家戸数700戸割る/肉用牛19年実績
飼養頭数も減少傾向/高齢化に伴う廃業要因
宮古島市の肉用牛飼養農家戸数が減少の一途だ。2019年は685戸で、9年連続減少した。生産農家の高齢化に伴う廃業が主な要因に挙げられる。比例して飼養頭数も1万431頭と伸びず、前年の実績を下回った。素牛(子牛)産地として、細る生産基盤の立て直しが求められている。
2020年7月4日(土) 09:00 [産業・経済]
マンゴー、パインで元気に/宮古郵便局で出荷式
豊作見込み、品質も上々
宮古郵便局(津嘉山正一局長)で3日、「宮古島産マンゴー・パインゆうパック出荷式」が行われた。職員や生産農家、県、市の関係者らが参加し、夏の味覚の本格的な出荷シーズンの到来を喜んだ。参加者たちは「宮古島産の果実を届けることが全国に元気を届けることになる」として、ゆうパックによる出荷を祝った。