「教育・文化」 2020年9月のニュース一覧
2020年9月27日(日) 08:58 [教育・文化]
パーントゥが中止/島尻の伝統祭祀
「3密避けられない」
新型コロナウイルスの影響を受け、10月中旬に2日間の日程で開催予定だった島尻の伝統祭祀(さいし)である仮面来訪神「パーントゥ」の中止が決まった。島尻自治会(宮良保会長)の役員会がこのほど開かれ、協議して決定した。戦後、パーントゥが2日間にわたって中止されるのは今回が初となる。
2020年9月24日(木) 08:59 [教育・文化]
「サシバ」国語の教科書に/久貝顧問が制作に参画
「全国的に紹介される」宮古野鳥の会
宮古野鳥の会(仲地邦博会長)の久貝勝盛顧問が制作に携わった絵本「サシバ舞う空」が、2021年度の国語の教科書に採用されたことが分かった。同会が23日、下地の入江橋で会見を開き、発表した。久貝顧問は「市鳥であるサシバが教科書に取り上げられ、全国的に紹介されることを大変喜んでいる」と話した。
2020年9月23日(水) 08:59 [教育・文化]
3階の室温30度超/市立図書館
日差し差し込み「暑い」/2階との温度差7度
市未来創造センター内にある市立図書館の階ごとの温度に大きな差が出ている。特に学習室などがある3階部分は受付カウンターのある2階に比べて6~7度高く、利用者から「暑くて利用しづらい」などの声が聞こえている。実際に本紙が16日に温度計を設置して調べたところ、2階は日中平均して25~26度と過ごしやすい温度をキープしているが、3階部分は30度を超え、日差しが差し込む学習室は特に高かった。同館は「今後対策を検討したい」としている。
2020年9月22日(火) 08:58 [教育・文化]
折り紙で作った花束贈呈/多良間幼
小禄さんにお守りのお礼
【多良間】多良間幼稚園(與那覇盛彦園長)の園児15人がこのほど、敬老の日にちなみ、字塩川の小禄清子さん(80)の自宅を訪問し、1学期に手作りのお守りをもらったお礼に色紙と折り紙で折った花束をプレゼントした。小禄さんは園児たちの訪問を喜んだ。
2020年9月18日(金) 09:00 [教育・文化]
島内修学旅行に移行 小中校/コロナ禍で新しい形態に
新型コロナウイルス感染症対策として、修学旅行先を島内に振り替える小中学校が相次いでいる。北小学校は16日から実施し、17日は上野宮国にあるホテルブリーズベイマリーナに移動。夕飯はでバーベキューに舌鼓を打ち、そのまま宿泊してリゾート気分を味わった。今年度このホテルで宿泊する小中学校は17日現在、10校で、約600人を予定している。コロナ禍の新しい修学旅行の形として注目を集めそうだ。
2020年9月16日(水) 08:58 [教育・文化]
本に囲まれ充実時間市/立図書館
一部規制を緩和
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、貸し出し・返却のみの利用となっていた市未来創造センター内の市立図書館が15日から一部規制を緩和し、資料(本・新聞)の閲覧と「おはなし会」が再開となった。
2020年9月15日(火) 08:59 [教育・文化]
思い出刻み有終の美 城辺中、西城中/最後の運動会盛り上げ
学校規模の適正化で次年度統合の城東中に組み入れられる城辺と西城の2中学校で運動会があった。城辺は13日、西城は14日にそれぞれ開き、長い歴史を刻んだ学校の一大行事を締めくくった。会場には父母や地域住民が来場。思い出を振り返りながら有終の美を飾る生徒たちを見守った。
2020年9月12日(土) 08:59 [教育・文化]
コロナ禍でも思い出を
工夫凝らし「運動会」/規模縮小も笑顔広がる
北中学校と下地中学校で11日、運動会の代替行事が行われ、同シーズンの幕開けとなった。新型コロナウイルス感染症の影響により両校とも演目を限定し、規模を縮小して実施。12日は池間小中学校で開催される。
楽しくリズムダンス/北中「キタリンピック」
北中学校(久高三彦校長)は同校グラウンドで「リズムダンス・リレー キタリンピック2020」を開催した。新型コロナウイルス感染症の影響で、中止となった運動会の代替行事。生徒387人(男子190人、女子197人)がリズムダンスと学級対抗リレーを行った。会場には保護者らが集まり、生徒らの奮闘ぶりを笑顔で見詰めていた。
スローガンは「全集中 鋼の絆 キタリンピック」。運動会が中止となったため、生徒会など関係者で話し合い、規模を縮小した代替行事の開催を決めたという。
3年生のリズムダンスでは、軽やかなステップを披露したり、肩を組んで左右に体を揺らしたりするなど楽しそうに踊っていた。
開会式で久高校長は「与えられた使命と責任を自覚して頑張ってもらいたい。君たちが躍動し、羽ばたく瞬間を見せてほしい」と述べた。
生徒会長の砂川千春さんは「キタリンピックは今年だけのもの。私たちのパワーと思いをギュッと凝縮してスローガンに込めた。一人一人が主人公。自分たちのパフォーマンスを最大限発揮しましょう」と呼び掛けた。
フェスタで盛り上げ/下地中
与那覇ヨンシーも披露
下地中学校(濱川成共校長)は新型コロナウイルスの影響で中止となった運動会の代わりに「下地中 Fun Festa 2020」を同校グラウンドで開催した。「空にえがこう 95のワンシーン」のスローガンの下、全生徒95人(男子53人、女子42人)が参加。地域に伝わる伝統芸能を披露したり、リレーで学年の団結を見せつけたりして思い出を胸に刻んだ。
フェスタは、3時間以内の時間短縮で実施。参観は3年生の保護者に限定し、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を取った。
開会の冒頭、濱川校長は「思いやりを持ち、最後まで粘り強く成し遂げることを期待する」と激励した。
生徒会長の川満翔太さん(3年)は「これまでの練習の成果を十二分に発揮し、思い出に残る熱い1日にしましょう」と力強く呼び掛けた。
プログラムは演技の部と競技の部で構成。女子生徒は軽快なリズムに息の合ったダンスを繰り広げた。
男子生徒はそろいの衣装を身にまとい、花笠を手に躍動感あふれる「与那覇のヨンシー」を披露した。
最後は、全生徒による総員縦割りリレーで全力疾走。仲間たちや保護者らが大声援で後押しした。
2020年9月12日(土) 08:58 [教育・文化]
多良間八月踊り稽古始め/仲筋、塩川
御願所で「手始め」
【多良間】多良間村の伝統行事「八月踊り」に向けて本格的な稽古を開始する手始め御願が10日、字仲筋の土原御願所と字塩川のピトゥマタ御願所で行われた。祭りの会場でもある御願所を清めた。八月踊りは旧暦8月8日(9月24日)から3日間行われるが、今年は新型コロナウイルスの影響で、神事のみの実施で奉納余興は中止となるなど規模を縮小しての開催となる。
2020年9月10日(木) 08:59 [教育・文化]
規模縮小で最後の運動会/城辺地区3中学校
コロナ対策に力、思い出づくりへ
来年4月に統合され、城東中学校となる城辺地区4中学校のうち休校中の福嶺中学校を除いた各校では、新型コロナウイルス感染防止対策を立てながら最後の運動会の開催を目指している。学校側は規模を縮小し、密にならないようにプログラムの種目などを工夫して「生徒たちに何とか最後の運動会をさせてあげたい」と頭をひねっている。
2020年9月8日(火) 08:59 [政治・行政, 教育・文化]
ICT教育を拡充へ/市教委
児童生徒にタブレット/今年度中に5200台導入
市のICT(情報通信技術)教育が拡充される。市内の児童生徒に1人1台のタブレット端末を今年度内に導入する予定だ。市教育委員会によると、実用化は2021年度で、オンライン教育などを通して新型コロナウイルス禍の学習機会の確保に対応する。導入費用は国の新型コロナ感染症対応臨時交付金を活用。貸し出し用Wi-Fiルーター整備を含めて1億4480万円を予算化した。市議会9月定例会に提出する。
2020年9月7日(月) 08:58 [教育・文化]
規模縮小も神事は実施/多良間八月踊り
10日は両字で「手始め御願」
【多良間】塩川字会(友利哲市会長)、仲筋字会(大城隆夫会長)はこのほど、24~26日に開催を予定していた八月踊りについて役員会を開いた。今年は、新型コロナウイルスの影響で、奉納余興は中止とするなど規模を縮小して開催することを改めて確認した。字会役員、二才頭(ニサイガッサ)、各座長らが参加し神事は行い、来年につなげていくことを確認した。祭りの成功を祈願する「手始め御願」は両字の御願所で10日に行われる。
2020年9月4日(金) 08:58 [教育・文化]
伝統行事を継続/上野宮国大綱引き
新型コロナで規模縮小
旧盆の「送り日」に毎年、上野宮国で行われる伝統行事「宮国の大綱引き」が2日夕、宮国公民館前の通りで行われた。今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止対策で規模を縮小して少人数の地域住民のみで行った。宮国部落会の平良毅会長は「宮古でもコロナが発生したこともあり、大綱引きを開催するかどうか、地域で何度も話し合った。この伝統行事は300年以上も受け継がれ、台風襲来の時も中止しなかった」と話し「継続することが大事という意見でまとまった。形だけでも開催できて良かった」と笑顔だった。
2020年9月2日(水) 08:58 [教育・文化]
コロナ、台風の中 2学期/市内小中学校
短い夏休み終わる/オンライン始業式も
今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、短かった小中学校の夏休みも終わり、市内の各学校では1日、感染予防策を徹底した上で2学期の始業式が行われた。