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社会・全般
2008年6月1日(日)15:57

「使い捨て」の意識捨てる習慣をーエコライフめざして

「Small Hands」リユースカップ事業スタート
 
資源の枯渇が世界的に危ぶまれる中、これまでの便利な使い捨て生活を考え直そうと動き出した人たちがいる。「Small Hands」のメンバー四人は、このほど貸し出し用のリユースカップ一千個を購入、活動を開始した。リユースカップとは何度も洗って使えるカップのこと。特別にデザインも宮古をイメージした。裏側には「使用後は必ず返却して下さい」と表示されている。メンバーの一人、長坂千春さんは「決して今の便利さを否定するものではない。ただ、無駄なことは避けたいだけ。そこで何かできることがあればと、同じ思いをもつメンバーがそろった。支援してくれる仲間も増え、ちょっとした輪が広がりつつある」と話し、地域の理解を求める。 祭りや、野外イベント、祝い事、あらゆる場面で何気なく使われている使い捨ての器やカップ、箸(・はし・)。こうした物のほとんどが石油製品や紙製品。安価に作れることから捨てても、もったいないという意識はなく、すべてがゴミに。ところがこうした物のほとんどは土地に還元されない遺物として燃やせば環境汚染につながり、また紙製品は木を伐採することで有限な資源消費にもなってエコロジーの面から大きな課題となっている。
 
 そんな中で、普段からも宮古の美しい自然を大切にする長坂さん(タイ古式マッサージ師)、川口明美さん(カフェ経営)、梅村展子さん(草木染め工房)、長浜健治さん(メディアサービス)四人の「生活の中から無駄を省きたいね」という思いが一つになった。メンバーのねらいは「使い捨てからリユース(再利用)への移行は、ゴミを減らせるだけでなく、一人ひとりが日常生活を振り返り、暮らし方を見つめ直すこと」につなげていくこと。
 
 リユースカップのニーズは世界的にも広まっており、環境先進国のドイツでは、サッカー場や野外イベントなどで使用され、日本でもライブハウスや学園祭、保育園のバザーなどさまざまな場所で利用されている。また、使い捨てカップを利用している店舗や集会場でリユースカップへの切り替えをする試みも増えてきている。
 宮古での貸し出し料は一個二十円、洗浄は知的障害者の施設で行われ、就労支援にまわされる。リユースカップは、四回使用した段階で、使い捨てカップよりも、エネルギー資源、水の消費量、二酸化炭素や固形破壊物の排出量などが下回るという調査結果がLCA(ライスサイクルアセスメント)から出されている。
 
 昨年十一月に「マイ箸」で盛り上がった長坂さんと川口さんは、世界的に広がるリユースカップに話題がおよび、「宮古でもやってみようよ」ということに。まず資金集めに四人のメンバーが動き出し、支援者の馬渕香さんがイラストを描き、岩井久美子さんがデザインをすることになった。待ちに待ったカップが届いたのが五月半ば。十九日には、長浜さんの事務所で、事業スタートのパーティーを開き、カップの使い心地を試した。
 
 最初の利用者となったのは、五月二十日から市内のギャラリーで写真展を開いた和田剛さん。二十二日夕開かれたパーティーの中で利用された絵入りのカップは、訪れる仲間たちの手の中で、新たなライフスタイルとなった。手作りパーティーはごちそうも各自持ち寄りとなり、器も使い捨てを避けた。三年前から宮古を訪れている写真家の和田さんは「普段あまりエコとか環境問題とかは考えないけど、でも、みなさんの、できることから始めようという謙虚な思いにふれて、利用してみる気になった」と話した。
 「Small Hands」の事務局は、電話0980・73・3364(サニーサイド内)


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