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社会・全般
2008年7月13日(日)16:57

「手話」親子で手話を学び楽しく

あたりまえの社会にー下地手話サークル「ひまわり会」
 
普段、あたりまえのように社会のさまざまな音を聞き、ことばを使って会話する健聴者。ところが、そのあたりまえのことができない耳の不自由な人たちがいる。音声によるコミュニケーションのできない人たちが毎日の生活をおくる上でどんなことに悩み、困っているかを理解することが手話を学ぶ原点。最近はテレビや講演会の中でもあたりまえに手話通訳がつけられ手話に関する書籍やビデオも多く出回っている。そんな中で、手話を学びたいというサークル活動が盛んだ。「ひまわり会」もその一つ。二〇〇二年六月に発足。以来、下地老人福祉センターを拠点に活動する。 
 
 現在、宮古で活動する手話の会は、宮古島手話関係団体連絡会(竹井太会長)の中で「がじゅまるの会」(会長・清水伸一)、「手話サークルひまわり会」(会長・石嶺美智枝)、「手話サークル虹」(会長・西尾尚美)、「城辺手話の会」(会長・竹井太)がある。「ひまわり会」は、六年前、社会福祉協議会の職員によって呼びかけ結成された。現在、宮城育子さん、仲地美和子さん、玉城忠彦さんの三人を手話指導に約三十人が集う。会の特徴は、親子で一緒に学び遊べること。
 活動日の木曜午後八時、下地老人福祉センターは子連れの母親たちが次々と訪れる。中には二歳の子の手を引いてやってくる母親も。全員が揃うのは午後八時半ころ。集会室で大テーブルに向かい合い、小学二年生の花城夕梨々(ゆらら)ちゃんが「これから、手話の勉強を始めます。よろしくお願いします」と手話であいさつ。手話指導の三人を中心に学習が始まる。
 
 そのうち、子どもたちのグループが場所を変え、手話劇の話を始めた。子どもたちが増えたことで今年から手話劇に挑戦。先月、市中央公民館で開かれた「第五回ふれまちおはなしフェスティバル」にも「ももたろう」で出演して好評を博した。デビューは、今年一月に行われた下地地区の「ぶがりのーす祭」。指導するのは、古波蔵海妃(・みち・)さんと小柳裕三さん。
 今回は、「こどもシアター」(秋の文化祭)に出演するための出し物の件で話し合う。子どもたち全員に出てもらうために二つの演目が決まった。「おおきなかぶ」と「ブレーメンの音楽隊」だ。各自にやりたい役を決めさせる古波蔵さん。台本を作るのは小柳さんだ。「来週からさっそく取り組み、けいこに入る前のウォーミングアップから始めます」と小柳さんが話すと、子どもたちは目を輝かせ、すっかりその役に入り込んでいた。
 
 耳に障害をもつ者と健聴者が一緒になって活動する同会は、毎週木曜日の定例会をベースに、夏休みや冬休みにジャガイモパーティーやバーベキューなどのお楽しみ会も活発だ。その他、島外からやってくる手話サークルとの交流会をもつことも多く、親子が障害の壁を超え、むしろ楽しみに転化している。


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