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社会・全般
2008年7月27日(日)17:10

「YFU」若い民間大使の草の根交流

YFU日本国際交流財団宮古地区
 
YFUはYouth For Understandingの略で、国際交流交換留学生の制度。アメリカの平和活動家レイチェル・アンドレセン博士によって創設される。一九五一年、第二次世界大戦後の荒廃からの立ち直りに資するため、アメリカ国務省の委託で西ドイツおよびオーストリアの七十五人の高校生をアメリカに招きYFU国際交流プログラムをスタートさせた。現在、世界全体で五十数カ国が参加、日本の受け入れ、派遣する国は十五カ国。


 
 異文化を学び体験するため世界各国からやってくる高校生。ホストファミリーや通学する高校での教師や友人たちを通して宮古のことを学び、大きく成長していく。若い世代の国際交流を推進する組織YFU国際交流財団は各国の高校生らが異文化を体験することによって国際的相互理解を深め、ひいては人類文化の発展と世界平和につながるという考え。宮古地区は一九八七年の二十九期から参加、今年で二十一年を迎える。これまで宮古からの留学生は二十一人。外国から受け入れた数は四十五人にも及ぶ。その間、宮古地区委員として留学生の世話役をするのは元教師の下地昭五郎さん(六六歳)。今年宮古で受け入れたYFUはリー・ジミーくん(十六歳、米カリフォルニア)、ホストファミリーは阪井勇吉・夕紀子さん宅。ジミーくんの滞在期間を紹介する。
 
 ジミーくんはショートプログラム(四十日)で、六月十四日に来島した。平良の阪井勇吉さん宅で受け入れ、宮古高校の一年三組(担任・恩河信行)に在籍し、テニスクラブにも入部した。その間、ホストファミリーや地域との交流ですっかりうち解けたジミーくん。明るい性格で学校でも人気者。日本語もうまく、阪井さんによると「うちではインターネットで一生懸命日本語を勉強している」と話し、その努力が周りを和ませている。
 
<七月十四日> 
 この日は、夕方から田村岳彦さん宅へ招かれた。妻の靖子さんが、学生のころ、アメリカに留学した経験があり、世話役の下地さんを通して夕食を共にすることになった。この日は、二〇〇六年に長期プログラム(十カ月)で宮古に留学したオーマン・マイヤさん(二十歳、フィンランド)も一緒。靖子さんの手料理で全員が和んだ。靖子さんは「フレンドリーな感じで、外国人であっても身構えなくて交流できた」とジミーくんの印象を話した。
 再訪問のマイヤさんは、ホストファミリーの川満千鶴さん宅で約十日間を過ごし、十七日帰国した。留学中、海が好きでよく前浜や新城海岸にシュノーケリングに行ったという。帰り際、「九月からヘルシンキ大学に入学するので、始まらないうちに宮古に遊びに来た。滞在中多くの皆さんにお世話になった。宮古は私にとって第二のふるさと」と笑顔で話した。
 
<七月十六日>
 この日は、四十一期生亀浜若菜さんの母親恵美子さんの呼び掛けで、市内のレストランにおいて歓迎夕食会となった。この日の参加は、世話役の下地さん、ジミーとそのホストファミリーの阪井夕紀子さん、奈津子ちゃん、文太くん、マイヤとそのホストファミリーの川満千鶴さん、優亜ちゃん、菫ちゃん、マイヤと同期のエンドール・リヌーシュ(スウェーデン)をホストした下地亜希子さん、その息子の健介くん。ジミーとマイヤを囲んで楽しい夕食会となった。
 
<七月十八日>
 この日は、宮古高校の一学期の終業式。ジミーは、体育館で行われた朝の全体会で、全校生徒に日本語と英語で最後のあいさつ「みなさんの歓迎のおかげで家族のようになりました。みなさんの顔はぜったい忘れません」と。クラスに戻って、恩河担任より修了証書をもらいほっとした様子。帰りは、みんなにジミー、ジミーと声をかけられ、笑顔の中にも寂しさがにじむ。「みんなとわかれるの、かなしい」と声を詰まらせた。
 
<七月十九日>
 この日夕方から、ホストファミリーの奈津子ちゃんと文太くんが通う保育園の盆踊り大会。家族みんなで参加。ジミーは、浴衣をプレゼントしてもらい、初めての和服姿。父母会のバザーも手伝うなど、うち解け、みんなにあいきょうを振りまいていた。「とても明るくて前向き。子どもたちもすっかりなついて別れるのが辛くなってきた」と話す阪井さん。
四十日間のプログラムを終え、ジミーは二十四日、宮古を後にした。


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