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社会・全般
2008年11月23日(日)17:56

「自分のことは自分で」共同生活にチャレンジ

県立宮古少年自然の家/大野山林通学合宿
 
「自然の家から学校へ行こう」をサブタイトルにした大野山林通学合宿が五日から三泊四日の日程で行われた。小学三年から六年生が対象で、今回は二十二人が参加した。助け合いの精神や、離れて暮らすことによる家族への感謝の気持ちを育てようというもの。子どもたちは、自然の中で伸び伸びと過ごし、仲間意識を養い、自分でできることの達成感を味わっていた。 
 
 入所式は午後六時から行われ、川満忍所長が歓迎のあいさつ。「みなさんは、家でお父さんやお母さんに、いろいろやってもらっていると思うが、ここでは、自分のことは自分でするのが基本。家族への感謝を思い起こしながら、集団生活の中で決まりを守り、楽しく安全な合宿にしたい」と話した。
 四班に分かれた子どもたちは、合宿中は、朝食を済ませた後、家族が迎えに来て登校。下校時は同所の職員がバスで迎える。各自で健康管理をしながら宿題や夕食、洗濯などを班ごとに協力して行う。初日は、夕食のあと、研修室で学習、宿題などを行った。プレイホールでは各班に分かれて仲間づくり、他校から参加した友だちとはお互い自己紹介をしながら仲良くなっていた。
 
 二日目は、午前六時に起床、朝の集いを済ませ、朝食のあとそれぞれの学校に登校。今回は五校から参加、兄弟姉妹も四組参加して中には常連さんもいる。学校から帰ると研修室で、宿題に取り組む。お互い教え合い、先生に手伝ってもらったり和やかなうちに進めていた。夕食までの間、シーツを取り替えるなど寝具を整えた。夕食後は、みんなの大好きな夜間ハイク。月明かりの中でわいわい先を急ぐ子がおり、中には怖がって参加を止める子もいた。
 
 最後の晩となった三日目は、テントで就寝、午後五時からテント設営が始まった。担当教諭の指導で六つのテントを張り終えると野外炊飯の体験、班ごとにカレーづくりに取りかかった。担当教諭が、包丁の扱いや火のおこし方で注意を促した後、各々は喜々として飯ごうで米をといだり、野菜を切るなど食事の準備にかかっていた。
 お互い協力し合って一時間半後に出来上がったカレーライス。全員の配膳が終わるまでおなかのすくのを我慢した子どもたち。「いただきまーす」。みんなでおいしそうにほおばっていた。
 
<年間の事業>
 同自然の家は、毎年五月から七月にかけて、野外活動少年団を結成して、宿泊を共にしながら自然に親しむことや仲間と協力することの大切さを学ぶ企画を実施している。夏には「大野山林にきたえる少年の集い」で一週間の宿泊体験活動で、多くの子どもたちに心と体を鍛える後押しをする。その他、ファミリーキャンプや親子星座観察会、親子海浜活動などを行っている。
 九月には、「ファミリーファーム」をスタートさせ、十組の家族が自然の家の農場を活用
して野菜を栽培、働く喜びとファミリーのきずなを深めている。体験を通し、友情、親子間の融和などを目的にさまざまな事業を展開している。


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