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社会・全般
2009年8月20日(木)21:27

「宮婦連」/来年60周年、さらなる飛躍へ

宮古島市(地区)婦人連合会

婦連会館ができ、初めての展示会
婦連会館ができ、初めての展示会

 大戦後の混沌(こんとん)とした時代にあって、「女性が変われば、社会が変わる」をモットーに、前向きに前進してきた女性たちがいた。宮婦連の母ちゃんたちだ。「政治と台所の直結」「封建的思想・慣習からの婦人解放」「恒久平和の確立と人類文化の発展」「沖縄の民主化」の四つの綱領を掲げ、宮古婦人連合会を結成したのは1950年。生活改善や赤ちゃんコンクールなど生活に密着した活動を展開してきた。初代会長は小学校教師でもあった大山キクさん。教え子を戦場に送らなければならなかった教師の負い目をバネに、社会を母親らの手で立て直したいという気概があった。あれから59年。時代は大きく変わったが、女性の強さと輝きは引き継がれてきた「婦連」の中に見られる。 
 
役員の意気込み示す「トウガニあやぐ」  
婦連2世の島尻会長
 先日、恒例の「婦人の大演芸会」がマティダ市民劇場で開催され、昼・夜の部で約2千人の参観があった。「女性の笑顔は平和のシンボル」をテーマに取り組み、19学区から210人が出演、多彩な演目を披露した。この4月、会長に就任した島尻清子さんは、あいさつで「一人の百歩より百人の一歩の信念をもって組織の拡大、健全な地域づくりを目指したい」とあいさつ、今後の目標を示した。
 
 17代目に当たる島尻会長は、婦連活動2世。母親の譜久村正子さんは、結成当初から設立に奔走した一人で3代目の会長。「家の近くに婦連会館があり、母はいつもそこにいた。やはり後ろ姿を見て育ったのでしょうか」と笑い、運命的なものを感じると話した。来年は、創立60周年を迎える。これから、式典の準備や記念誌作りに奔走する。2年間事務局長を務めてきたことが大きな実績となった島尻会長。「みんなが協力してくれるので楽しんで活動している。来年の式典は成功させたい」と意気込む。
 
 婦人会は、現在多良間村も含め19学区、約430人の会員が、地域社会の暮らしと安全を守るために活動する。組織の構成は、執行部(理事・代議員)、各専門部会(教養・広報部)、レク部、生活部、保健部があり、このほかに、各学区の代議員がおり、暮らしや保健、交通安全など地域と密着したさまざまな活動が繰り広げられている。
 昨年度は、交通安全活動支援功労賞を受賞、結核予防婦人会としては、九州・沖縄大会で沖縄代表として下地正子会長が成果報告を行い、賞賛を得た。婦人の主張中央大会では福嶺学区の平安英子さんが琉球新報社長賞を受賞するなど実り多い年度となった。
 5月の総会では役員改正があり、会長に島尻清子、副会長に本永安子・佐渡山利子・久貝美恵子、理事に下地正子・与那覇勝子・与那覇タズ子・池間澄・湧川絢子・上地洋美らが選ばれた。
 
 また、各学区の代議員は次の通り。多良間=野原正子、佐良浜=湧川絢子、伊良部=佐和田涼子、久松=下地久代、上野=渡真利いつ子、福嶺=瑞慶覧ます子、城辺=福里ます子、西城=砂川美枝子、砂川=与那覇明美、鏡原・宮原=与那覇教子、南=砂川政笑、平一=砂川雅子、東=伊良皆みさ代、北=下地洋子、西辺=仲間多喜子、狩俣=下地克子、宮島=仲原初江、池間=山口由美子。
 
宮婦連のあゆみ
 戦後の混乱で前途を憂えた平良市の女性有志が、1947年「婦人同志会」を組織し、社会浄化と婦人の地位向上を目指して発足した。翌48年3月に婦人参政権が与えられ初の女性議員を2人、平良市議会に送る。これを勢いに、郡議、琉球初の女性校長、女性課長、社会教育主事など、次々と社会進出を果たしたことが、50年の宮古婦人連合会の発足につながる。
 初代会長は小学校の教師を30余年勤めた大山キクさん。当初、参加学区は9カ所。最初に取り組んだのが沖縄本島の婦人会を視察することだった。帰島早々、各学区を巡回、視察報告を行うともに婦人会の啓もう運動に乗り出す。今でも歌い継がれている会歌を募集し、会歌発表会を兼ねて大演芸会を催し、いよいよ結束が固まる。戦後64年、時代は大きく変わったが、その時々で女性たちは地域を照らす鏡として今にその元気をつないでいる。
 歴代会長は次の通りー①大山キク、②友利愛子、③譜久村正子、④岡本福子、⑤仲間克江、⑥新城キク、⑦川根トミ、⑧安慶田政子、⑨池村秀、⑩砂川米、⑪下地文、⑫⑭真壁カツ、⑬友利敏子、⑮⑯下地正子、⑰島尻清子。
     
「無理なく、楽しんで」上野学区婦人会
 5月に学区の総会があり、毎年改選される会長は今年、渡真利いつ子さんが就いた。副会長は勝連直子さんと砂川恵子さん。上野学区は九つの小字があるが、会活動が活発なのは宮国、新里、豊原、上野、名嘉山など。美化・文化・体育部で地域と密着した活動が展開される。渡真利会長は、嫁入りした23歳から婦人会活動に参加。「会員といっても仕事をもっている人が多く、生活に支障をきたさない範囲で活動していけば、うまく地域との連携も図れると思う」と話す。
 
 継続活動は、朝のあいさつ運動と美化活動。週1回、小学校の校門に立ち、子どもたちに元気なあいさつをおくる。また、地域の目立つ場所で草花を植え、道行く人たちに活力を与えようという美化運動も長年続けられている。前会長の渡真利幸子さんは「昨年は、舞踊のできる者たちで施設訪問も行った。会活動はボランティアなので、それぞれができる範囲で活動すると楽しくできると思う」と話し、無理なく、楽しんでをモットーにしている。


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