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旧暦:11月4日 友引 己 大雪
社会・全般
2010年6月9日(水)16:59

ダブル・スタンダード(二重基準)

ダブル・スタンダード(二重基準)とは、対象によって基準の適応のさせ方を変えることで、世界を読み解く一つのキーワードである 
 
▼ ギリシャ(ポリス)では、政治的平等が徹底している一方で、女性には参政権が無かった。日本でも完全普通選挙が行われ、婦人参政権が与えられたのは1945(昭和�)年である。社会的にもいろいろな面で二重基準は残っているが、人権意識の高揚で、それは次第に是正されてきた
 
▼ところが、国際政治の世界では、それがまかり通っている。米国がイスラエルとインドには事実上核兵器保有を認め、ほかには許さないのが典型的な例である。2006年、米国はインドとの間で核技術協力協定を結んだ。これには広島市長や長崎市長をはじめ多くの国民が懸念を表明した
 
▼農業におけるグローバリズムもその一つである。他国には自由化を押しつけながら自国では保護策を取ることで国際間の格差を広げている
 
▼新聞(琉球新報)の報道によると、普天間飛行場が辺野古移設と合意されたことを「オバマ政権の勝利」と書いたニューヨーク・タイムズ紙に対し下地良男琉大名誉教授は「確かにオバマ政権の圧力に鳩山政権は負けた。だがオバマ政権は、その勝利が自滅的であることに気付くべきだ。非民主主義の国に対してワシントンが主張する原則に矛盾している」と反論した
 
▼ダブル・スタンダードの欺まん性から、世界はいつ解放されるのだろうか。人類と歴史の非可逆的な前進を信じたい。


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