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社会・全般
七夕の夜、二つの星はデートする
この季節、夜空を仰ぐと、琴座のヴェーガ(織女)と鷲座のアルタイル(牽牛)、それに白鳥座のデネブの描く大きな三角形(夏の三角形)が見られる。天の川(銀河)は白鳥を浮かべ、相恋うる二つの星を隔てているが、伝説によると年に一度だけ七夕(もともとは陰暦の7月7日)の夜に二つの星はデートする
▼ この星を祭る行事は昔からあって、万葉の歌によると、七夕の星の逢瀬を夜が明けるまで待っていたり、たらいに張った水に映して見ることもあったようである
▼逢えることは願いがかなうことだから、それにあやかるためだろうか。七夕には、短冊に願い事を書いて、それを笹(竹)の葉につるして飾る。♪「五色の短冊、私が書いた、お星様きらきら、空から見てる」
▼市内の幼稚園や小学校、図書館や博物館、ホテル等でも星祭の飾りがなされており、笹には願い事や希望、決意などが書かれた短冊がつるされている
▼「ピアノが上手になれますように」、「サッカーの選手になりたい」、「学校で楽しく過ごせますように」、「ママが魔法使いになれますように」(ひさこ)。中高校生が書いたと思われるものには「世界平和・感謝・誠実に生きる」(岡一同)、「いろんな良い出会いがありますように」(ようこ)、「世界中の猫が幸せでありますように」などがある。「宮古の海は最高、また来ます」(在名古屋)、「豆が花いでぃ揃い、露が花咲き揃い、博物館の花が咲き揃う」(館員一同)
▼すべての希望がかなえられますように、「星に願いを!」。