09/23
2023
Sat
旧暦:8月9日 仏滅 甲 秋分

Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/cnet01/www/miyakomainichi/wp-content/themes/miyako-mainichi2021/single.php on line 90
社会・全般
2010年8月29日(日)10:45

垣花 建世さん(47歳)「語楽塾」主宰

垣花 建世さん

垣花 建世さん

言霊伝えられる教師に
 幼いころ漢字に取りつかれた少年は、以来中国語を学び、大学では英語を専攻した。「言葉という目に見えないものを使いこなすことは、当然その国の文化や生活習慣を知らなければならない。同時に体験が裏打ちされて美しい言葉を身につけることができる。文法による表面的な会話でなく、自分なりの世界を構築した言霊を伝えていきたい」と話し、英語、フランス語、広東語、韓国語、台湾語、北京語などに通じる。
   
 「小学5年生の時だった。赤塚不二夫のマンガで漢字の羅列したのがあって、妙にそれが気になって仕方なかった」。以来、漢字に熱中。その姿を父親が見て、漢和辞典を与える。中学に入ってからは、中国語などの言葉に興味を持ち始めた。「いい加減な気持ちで習うと、それは美しい言葉にはならない。言葉の持つ意味を感じ取り、正しく使い、伝えていくことが大切」
   
 大学を卒業後、貿易事務所や学習塾、広告代理店などに勤務。でも自分でやりたいことを総合的にやるためには、会社や組織に組み込まれていては何もできないと悟り、中国にかかわる仕事に就く。「今のライフワークを確立するまで9年かかった」と話し、その間、1年3カ月中国に住みついたり、重要な文書の翻訳をしたり、さまざまな体験をする。
  
 現在、中国語、英語を中心にした語学塾と学習塾を営む。副業として、イラストレーターや翻訳の仕事もある。台湾から大型クルーズが入港した時、通訳したり、観光案内なども務める。学習支援などの仕事もあり、昨年4月から、来間小・中学校で中国から転校した子の言葉の指導を1年間引き受けたことも。7月には、宮古高校と姉妹校にあたる台北の復興高級中學の異文化交流ツアーでインストラクターも務めた。
   
 「国際交流というが、相手をしるにはまず言葉を知らなくてはならない。言葉を切り口にいろんなことができる。観光にしても、相手を理解するためにその国の文化や暮らしを知ることが先決。私たちは目に見えないもので支えられている。言葉もそう。良い思い出だけをくみ取ってそこから発信するのも言葉の力」と語る言葉に熱がこもる。
 
垣花 建世(かきはな けんせい)1963年3月15日生まれ。城辺福里出身。宮古高校卒、琉球大学・英文学科卒。2003年より、「語楽塾」開設。優香里さんとの間に2男。 


カテゴリー一覧

観光関係

2023年9月21日(木)8:56
8:56

上演中にせりふ字幕表示へ/多良間八月踊り

会場に大型モニター設置   22日から3日間、多良間島で開催される国指定重要無形文化財の「八月踊り」。今年は22日と23日の上演中、大型モニターを会場に設置して演者のせりふを現代語訳してリアルタイムで表示する。 これにより組踊りのストーリーを分かりや…

2023年9月2日(土)8:59
8:59

来年は4月14日開催へ/トライ大会

今年より競技距離延長 専門委承認 実行委総会で正式決定   第38回全日本トライアスロン宮古島大会の第1回専門委員会が8月31日、市役所で開かれた。各専門部長が来年4月14日開催とする大会要綱案について確認し、全会一致で承認した。同実行委員長の嘉数登…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!