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教育・文化 社会・全般
2010年10月15日(金)9:00

「言葉失うと文化も失う」/西辺中PTA

仲間さん(元宮高校長)招き教育講演会

メモを取りながら熱心に講演を聞く保護者ら=13日、西辺中学校

メモを取りながら熱心に講演を聞く保護者ら=13日、西辺中学校

 西辺中学校PTA文化部(友利美和子部長)主催の教育講演会が13日夜、同中学校で岡山理科大学の仲間博之参与(西原出身・元宮古高校校長)を講師に招き開かれた。在校生の保護者ら約40人が参加して西原の方言について理解を深めた。


 仲間さんは「言葉を失うことは文化を失うこと。方言の歌を一つは覚えて先人たちの思いを知ってほしい」と話した。

 また、西原の方言「スディガホウ(ありがとう)」を例に取り「スディルは脱皮や巣出る、巣立ちの意味があり、この繰り返しで人はからを破り大きくなれる。そのためには心を開いて皆とコミニュケーションを取ることが必要。スディガホウは『巣出果報』ととらえることができる。周りの人や、自然環境と調和、共生してそこからよい影響を受け、自分自身が『スディル』ことそのものが『果報』で、それに対する感謝の気持ちを表すことが『スディガホウ(ありがとう)』になる」と持論を展開した。

 砂川留美子さん(36)は「子どもたちが方言を使うことでさらに成長できるのではないか。高齢の人たちが方言のCDを出す意味が分かったような気がする」と話した。
 友利部長は「自分たち30代、40代は(方言を)聞くことはできるが話すことができない。西原の文化について理解を深めるのによい機会と思い、講演をお願いした」と趣旨を説明した。


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