04/19
2024
Fri
旧暦:3月11日 先勝 癸 穀雨
教育・文化 社会・全般
2010年10月30日(土)9:00

平良さん(砂川中2年)全国最高賞/伝統的工芸月間作文コンクール

砂川さん(城辺中2年)が3位/平安山さん(城辺中2年)も受賞し宮古勢活躍

経済産業大臣賞に選ばれた平良さん=29日、砂川中学校

経済産業大臣賞に選ばれた平良さん=29日、砂川中学校

 第27回伝統的工芸月間作文コンクールの全国賞入賞者がこのほど発表され、平良彩華さん(砂川中2年)の「未来への宝物」が、最高賞の経済産業大臣賞に輝いた。砂川佳那依さん(城辺中2年)が3位にあたる同月間推進会議議長賞に、平安山梨紗さん(同)が沖縄総合事務局長賞を受賞するなど宮古勢が活躍。3人とも宮古上布を題材に取り上げ、「未来につなぎたい」と伝統継承を訴えた。


 平良さんは「宮古上布は島の自然と作り手たちの技と思いが生み出す、この島にしかない未来への宝物」と表現。自宅で製織する母・享子さんの姿や、宮古上布の歴史と現状を細やかに描写し、伝統継承への固い意思を書きつづった。

 受賞については「実感はなかったが祖母が泣いて喜ぶなど周りの反応を見て、段々うれしくなった。宮古上布の大切さを全国に伝えたい」と語った。同作品は沖縄県知事賞も受賞している。

 3位の砂川さんは「宮古上布の原点」と題して、苧麻(ブー)績みの体験で感じたことを、みずみずしい感性で表現した。「受賞は最初、信じられなかった。今はすごくうれしい。取材したおばあちゃんに報告したい」と話した。

 平安山さんの作品名は「宮古上布の源流」。その歴史や工程などを的確にまとめ、「続いていくためには、知る機会を増やしていく必要がある」と警鐘を鳴らした。

 平良さんと砂川さんの2人は、11月3日に山口県で行われる同月間全国大会記念式典に招かれ、表彰式に参加。平良さんは受賞作文を朗読する。


受賞を喜ぶ砂川さん(右)と平安山さん=29日、城辺中学校

受賞を喜ぶ砂川さん(右)と平安山さん=29日、城辺中学校


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!