09/23
2023
Sat
旧暦:8月9日 仏滅 甲 秋分
政治・行政 社会・全般
2010年11月20日(土)9:00

今年458万匹捕獲/アオドウガネ

誘殺灯の効果顕著/前年比27%減


土壌害虫防除実施結果などが報告された協議会=19日、県宮古合同庁舎

土壌害虫防除実施結果などが報告された協議会=19日、県宮古合同庁舎

 さとうきび土壌害虫防除推進協議会の幹事会が19日開かれ、2010年はアオドウガネの誘殺灯で485万2850匹を捕獲したことが報告された。前年と比べると27%の減で、誘殺事業の継続によって生息密度が低下したことが明らかになった。ケブカアカチャコガネの防除には安価なフェロモンが有効なことが分かった。プリンスベイト剤の普及に伴いハリガネムシ成虫の捕獲頭数も減少傾向にある。11年は、可動式誘殺灯の盗難防止に力を入れる方針を確認した。


 キビを枯らす害虫アオドウガネを光りでおびき寄せて捕獲する誘殺灯は固定式494基、可動式1700基の計2194基設置した。稼働期間は4月20日~7月31日。島別の捕獲数は宮古386万7690匹(前年比14・7%減)、伊良部95万7610匹(同51・0%減)、多良間2万7560頭(同82・5%減)となった。

 宮古島の1基当たり捕獲数は、城辺の吉野や西里添付近などで8000匹を超えた。県農業研究センターの新垣則雄研究主幹は「可動式は、生息密度の高い所に優先設置する工夫が必要と思われる」と話した。

 株不萌芽の主要因となっているハリガネムシの減少傾向に関し新垣主幹は「09年にベイト剤を導入したことで、株が目立つようになった。株出率の向上に向けて明るい兆しが出てきた」と今後に期待した。

 アオドウガネ同様にキビを枯らすケブカアカチャコガネのフェロモンによる交信かく乱防除実証試験は、2月に実施した。その結果、安価なフェロモンを使った畑の交尾率が最も低く経済性、効果の面から有効と結論付けた。
 アオドウガネと形が良く似ているケブカアカチャコガネは、1999年にアオドウガネとはまったく違う別の種と確認。アオドウガネの走光性に対し、ケブカは光に誘引されないことも判明した。

 県はこのため、フェロモンによる防除研究を、2000年から開始した。


カテゴリー一覧

観光関係

2023年9月21日(木)8:56
8:56

上演中にせりふ字幕表示へ/多良間八月踊り

会場に大型モニター設置   22日から3日間、多良間島で開催される国指定重要無形文化財の「八月踊り」。今年は22日と23日の上演中、大型モニターを会場に設置して演者のせりふを現代語訳してリアルタイムで表示する。 これにより組踊りのストーリーを分かりや…

2023年9月2日(土)8:59
8:59

来年は4月14日開催へ/トライ大会

今年より競技距離延長 専門委承認 実行委総会で正式決定   第38回全日本トライアスロン宮古島大会の第1回専門委員会が8月31日、市役所で開かれた。各専門部長が来年4月14日開催とする大会要綱案について確認し、全会一致で承認した。同実行委員長の嘉数登…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!