3年ぶりに100件突破/酒気帯び運転検挙
昼間の検挙数増加/宮古島署管内
宮古島警察署管内の酒気帯び運転の検挙数が今月14日に100件を超えた。近年、減少傾向で推移していたが今年は急増し、2007年以来3年ぶりに100件を超えた。後を絶たない酒気帯び運転に同署ではこれから年末年始に向け、取り締まりを強化していくとしている。
同署管内における近年の酒気帯び運転検挙数は、2006年が319件、07年が174件、08年が81件、09年が60件と着実に減少していた。
今年の100件の内訳は、酒酔い運転が9件、呼気1㍑当たり0・25㍉㌘以上が69件、同0・15㍉㌘以上が22件。
検挙場所では、飲食店街の集中している平良が最も多く87件、次いで城辺の5件、下地4件、多良間2件、伊良部と上野が1件となっている。
男女別では、男性が82%、女性が18%。年代別では、30代と40代が最も多くそれぞれ27件。次いで50代の16件、20代の15件、70代の7件、60代の5件などとなった。
職業別では、農業が最も多く22件、次いで無職と自営業・アルバイト等がそれぞれ14件、会社員13件、サービス業と建設業等がそれぞれ11件などとなっている。
曜日別の検挙数は、日曜日が最も多く24件。次いで金曜日が18件、月曜日が14件などとなっている。
検挙時間帯は、午後11時~午前2時までが約40%を占めている。また、同署が今年の特徴としいるのが昼間の検挙数の多さで、午前11~午後2時までの時間帯で10人も検挙されている。
同署管内における今年の飲酒運転検挙数は、6月末ですでに昨年1年間の総件数60件を超え、7月20日には宮古かぎすま安全なまちづくり推進協議会と宮古島市交通安全推進協議会の会長を務める下地敏彦市長が「飲酒関連事件増加非常事態宣言」を発表していた。