09/09
2024
Mon
旧暦:8月6日 先勝 乙 
政治・行政 社会・全般
2010年12月3日(金)9:00

米軍機 宮古空港使用へ/今月11、13日演奏会理由に

県は自粛要請、市民団体反発


 米海軍は2日、宮古空港を管理する県土木建築部空港課に、今月11日と13日に同空港を使用する「届書」をファクスで提出した。使用理由は、米海軍第7艦隊音楽隊のバンドスタッフと荷物の輸送で、使用機種は米海軍所属の人員輸送機「C-9」1機。県知事公室は同日、外務省日米地位協定室長、在沖米国総領事、在日米海軍司令官に、緊急時以外の使用を自粛するよう要請した。市民団体は「米軍の存在を示そうとする宣撫活動以外の何ものでもない」と反発している。

 同音楽隊の演奏は今年9月5日にマティダ市民劇場で予定されていたが、台風による悪天候を理由に取り止めとなっていた。ただ、主催する在沖米国総領事館は、「12月12日の開催を予定し、マティダ市民劇場の使用を申請中」としていた。

 県空港課によると、米軍機は11日に神奈川県の厚木基地から宮古空港に飛来し、同日午前11時40分~午後1時10分まで使用する。13日は厚木基地に戻るため午前9時40分~午前11時10分まで使用する。

 これに対し県知事公室の又吉進室長は「宮古空港は民間航空機の運航を目的として設置された空港であり、民間航空機の円滑かつ安全な運航を確保する観点から、緊急やむを得ない場合を除いては、米軍は使用すべきでない」とした自粛要請を提出した。

 下地島空港の軍事利用に反対する郡民の会の星野勉代表は、今年9月に米掃海艦が平良港に強行入港したことを挙げ「あの時も、市民との親善や友好を目的としていたが、結局は米軍のプレゼンス(存在感)を示すことや港湾の調査が目的だった。今回の演奏会も民間機を利用せずに軍用機で来るということは、宣撫活動以外の何ものでもない」と述べ、抗議行動を展開する考えを示した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年9月3日(火)9:00
9:00

閑散期の観光振興へ

座喜味市長と意見交換/観光庁など   市が観光庁の地域観光新発見事業補助金を活用して実施する「市閑散期対策事業~推し活旅とマス媒体を活用した分散型旅行のすすめ~」に向けて、同庁の豊重巨之新コンテンツ開発推進室長らが2日、市役所で座喜味一幸市長と意見を…

2024年8月30日(金)9:00
9:00

「サメ?いやイルカだ」

来間大橋近くで回遊確認/宮古ブルーの海満喫   来間大橋近くの宮古島側約100ほどの沖合で29日午前10時半ごろ、1頭のイルカが優雅に泳ぐ姿が目撃された。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!