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社会・全般
2011年1月1日(土)9:05

マングローブに魅せられて/下地

宮古島環境クラブ


たくましく生きるマングローブの魅力を訴えている。左から金子導夫さん、下地政之さん、井上幸夫さん

たくましく生きるマングローブの魅力を訴えている。左から金子導夫さん、下地政之さん、井上幸夫さん

 下地の住民が安らげる場所が川満地区にある。海岸に植生するマングローブだ。緑豊かなマングローブ林に設置された遊歩道は観光コースになるほどのスポットになった。


 どこにでもある何気ない駐車場から、2003年度に完成した木製の遊歩道に足を踏み入れてみる。すると目の前の景色は一変、視界は100種類にも及ぶ植物の緑に埋め尽くされる。海水と真水が混じり合う汽水域周辺に生える植物群。狭い範囲でひしめき合っている姿が印象的だ。

 ヤエヤマヒルギやヒルギダマシ、オヒルギやメヒルギのほか、テリハボク、サキシマスオウ、クロヨナ、ホウライカガミなど植物の種類は多種多様、まさに植物の宝庫だ。

 干潮時に気温が上がるとベニシオマネキやハクセンシオマネキなどカニの仲間が地中からはい出てくる。運が良ければるり色の甲羅が輝くルリマダラシオマネキにも出会える。

 そんなマングローブを保全し、子どもたちの教育に生かそうと取り組んでいる人たちがいる。宮古島環境クラブの金子導夫さん、井上幸夫さん、そして川満部落会長の下地政之さんだ。

 金子さんは「子どもたちや観光客は豊かな自然に触れて、人間と自然のかかわりについて考えてほしい」と環境保全意識の高まりに期待を込める。

 「地域の理解を深めなくては」と意気込むのは川満部落会長の下地さんだ。

 「この豊かなマングローブの大切さを地域全体に浸透させて、守り続けたい」

マングローブ マングローブという木はなく、川の河口付近や湧き水のある沿岸など海水と真水が混ざった汽水域に生える植物を総称してマングローブと呼んでいる。


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