05/17
2025
Sat
旧暦:4月19日 仏滅 乙 

Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/cnet01/www/miyakomainichi/wp-content/themes/miyako-mainichi2021/single.php on line 90
社会・全般
2011年1月18日(火)22:36

「詩人谷川俊太郎」(行雲流水)

 谷川俊太郎が詩と人生を語る『ぼくはこうやって詩を書いてきた』が出版された。詩人が10歳から77歳までに書いた詩から88編を取り上げて、詩人と良き読み手である山田馨の対談をまとめたものである


▼山田氏は「谷川さんが、どんなふうに人生を生きのびてきたのか、そして、その人生という鉱脈からどのように詩のことばを切り出してきたのか、そのようなことを、聞きたいと思った」と書き、谷川氏は、まともな生活者の視点で詩を読んでくれることに感謝する

▼生きることや、詩を作る喜びや苦しみを率直に語り合う二人の相互信頼と誠実さ、自由な探求心が対話の内容を深く豊かなものにしている

▼『二十億光年の孤独』を引っさげてさっそうと登場したとき、そこには広大な宇宙に向かい合う孤独な少年がいた。人を愛し、結婚や離婚を経験する過程で「人」を意識する。続いて「人々」に関心が向かう。「(拒む)」。山は詩歌を拒まない/雲も水も星々も/拒むのはいつもヒト/恐怖や憎しみで、饒舌で」。詩人の現代社会への批判が込められている

▼現代詩は難解だと言われるが。詩人は語る「詩は意識下から落ちてくる。みんなは集団的無意識の次元ではつながっているから、自分の詩が意識下の深みに触れることができたら、みんなとつながれるはずだ」

▼「詩はベートーベンのように苦しみ悩んで書いているが、モーツァルト風に見せたい」と彼は語っている。詩のことばの美しさと、秘められた深い意味を感じたい。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年5月15日(木)9:00
9:00

ガイドライン認証制度推進/サスティナブルツーリズム連絡会

持続可能な島・観光と環境の両立のためのガイドライン周知・運用などに取り組む、宮古島サスティナブルツーリズム連絡会の2025年度第1回連絡会が14日、宮古島ICT交流センター(旧下地庁舎)で行われた。関係団体の代表者が今年度上半期などの取り組みについて意見交換し…

2025年5月14日(水)9:00
9:00

「魅力的観光地の地位確立」

入域観光客数過去最高で見解/市長定例会見   嘉数登市長は13日、市役所で定例記者会見を開き、2024年度入域観光客数(推計値)が119万3000人となり、過去最高を更新(既報)したことを踏まえ「本市が国内外から注目される魅力的な観光地として地位を確…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!