04/25
2024
Thu
旧暦:3月17日 先勝 己 
社会・全般
2011年1月28日(金)9:00

「一杯の代償」の重さ認識/交安協など主催

飲酒運転根絶に誓い


講和に耳を傾ける参加者ら=27日、市中央公民館

講和に耳を傾ける参加者ら=27日、市中央公民館

 飲酒運転根絶に向けた講演会(主催・県交通安全協会連合会など)が27日、市中央公民館で開かれた。飲酒運転撲滅の会の真栄田絵麻さんが、飲酒運転による死亡事故で母を失った苦しみや悲しみを吐露した。各関係団体から約200人が参加し、根絶への誓いを新たにした。「家庭、職場、地域において飲酒運転を許さない環境をつくる」などとした宣言文を採択した。


 真栄田さんは12歳のときに母を失った事故を振り返り、「言葉で言い尽くせない苦痛を味わった。人生や家族の絆、夢や希望が失われた」と涙ながらに語った。

 県交通安全協会連合会の大久英助さんは、飲酒運転の実態とアルコールの知識について講話。「アルコールを分解する時間は、少し寝たり、運動したことでは変わらない。誤った知識を持たないでほしい」と強調した。

 宮古管内の2010年の飲酒運転検挙数は、前年の約2倍となる112件。県全体では2644件で全国ワースト3位となっている。

 講演会は県飲酒運転根絶条例の趣旨・目的を浸透させ、根絶に向けた意識を啓発することが目的。県内各地で開催されている。

 地区交通安全協会の宮里敏男会長は「宮古の飲酒運転は増加した。意識の高揚を図り、根絶運動に役立てていこう」とあいさつした。

 宮古島警察署の島袋令署長は「1杯の代償の重さを理解し、それぞれの立場で飲酒運転を許さない活動をしよう」と呼び掛けた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!