災害備え消防長点検/市消防本部
春の火災予防運動スタート
春の火災予防運動(1日~7日)で宮古島市消防本部は1日、消防長点検を行った。署員38人が参加。砂川享一消防長が服装や手帳、車両などを点検し災害に即時対応できる態勢を確認した。宮古一円で広報パレードも実施し、地域住民に火災予防に対する意識の高揚を図った。
同運動は「『消したかな』あなたを守る合言葉」を全国統一標語とし期間中、火災想定訓練や防火広報活動、幼年・少年防火パレードなどが予定されている。
点検では服装に乱れはないかなど、署員一人一人をチェック。車両点検では、総括指揮者の「車両点検の位置に付け」の号令で、サイレンやクラクションはきちんと鳴るか、赤色回転灯や方向指示器は作動するかなど各機器の点検を行った。署員は点検が終わると「○号車、異常なし」と報告した。
砂川消防長は「火災が発生しやすい時期を迎える。市民に火災予防思想の一層の普及を図りながら、火災の発生を防止していこう」と訓辞した。
昨年1年間に宮古島市で発生した火災件数は建物火災が15件、林野2件、車両6件などとなっており、全体の被害額は1億890万円だった。