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社会・全般
2011年3月25日(金)22:49

年度末(行雲流水)

 3月も押し詰まってくると、気分はまさに〝師走〟。終わりよければ全てよし、という。年度末の慌ただしさを無事乗り切って、心機一転、心置きなく新年度を迎えたいものだ


▼3月決算を控えた企業は、貸出金や売掛金の回収、未払い金の清算などで角つき合わせた交渉にはいる。財務内容が明らかになる「貸借対照表」は、期末現在で瞬間冷凍された数値で表されるからだ。仕上がりの字面が気になるところ

▼官公庁では、事業の年度内執行に拍車がかかる。道路工事が年度末に集中し、市民から苦情が出たりする。予算の単年度主義に原因があると指摘する向きもあるが、事業執行の段取りの悪さが原因の場合が多いように見える

▼補助事業などでの不祥事も、完了期日に間に合わない場合に起こることが多い。計画と実態が合わなくなり、書類上のつじつまあわせに汲々となるからだ。故意か過失かはいざ知らず、手抜かりを指摘され、失われた「時」を取り返すことができず、ホゾをかむことに

▼昔の旅人は「日暮れて道の遠きを嘆く」より、出立の段取りや途中の努力が肝要だということを知っていた。年度末の苦労を嘆くより、昔の旅人の知恵を見習いたいものだ

▼それにつけても、先日発表された「島シャツ」には、季節にふさわしいさわやかさを感じた。補助事業を計画通り完了させたことに対する敬意も含めてだ。「島シャツ」の試作研究は来年度も継続するという。さらなる創意工夫への期待が高まる。世間の営みを尻目に、春分を過ぎた季節は一直線に夏へと向かう。


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