11/05
2024
Tue
旧暦:10月4日 先勝 壬 
社会・全般
2011年3月29日(火)9:00

診療活動終え帰島/下地診療所の打出医師

岩手県大槌町で被災者支援


7日間の診療活動を終え帰島した医師の打出さん=28日、下地診療所

7日間の診療活動を終え帰島した医師の打出さん=28日、下地診療所

 東日本大震災で、被災地の岩手県大槌町で医療活動を行っていた下地診療所医師の打出啓二さんが27日、7日間の支援活動を終えて帰島した。現地での活動について「少しですが被災者の方の助けになれたと思う。1日も早い復興をお祈りしています」と話した。


 打出さんは20日から沖縄県の医療チームとして岩手県大槌町の避難所に派遣された。事前に宮古島市民が診療所に寄せたおむつ、毛布、衣類、食料品など段ボール30個以上の物資も現地まで運んだ。

 岩手県に着くと、がれきに埋め尽くされた街を見てがく然。「テレビの映像などでは伝えることのできない風景があった」と現地の状況を振り返った。

 打出さんは21日から城山体育館で診療活動を開始。心身ともに疲れ切った被災者の数は約500人。体育館で避難する人以外に周辺の避難所も回って診療活動を行った。

 打出さんは、「家や家族、友人を失った被災者の皆さんの手助けをしたかった。医療活動を通して少しは役に立てたのではないかと思う。微力だがこれからも何らかの形で復興支援の手伝いをしていきたい」と話した。

 また「出発前に多くの方がこの診療所まで救助物資を持ってきてくれた。あらためて宮古の皆さんの温かさを肌で感じた。宮古の皆さんの思いがこもった救助物資を現地に届けることができた」と救助物資を寄せた宮古島市民に感謝した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年10月28日(月)9:00
9:00

宮古・石垣線6年半ぶり再開

ANA、初便乗客に記念品   全日本空輸(ANA)は27日、宮古-石垣路線を6年半ぶりに再開した。先島諸島における利便性の向上を図ることが目的で1日1往復。運航機材はボーイング737-800型機(定員166席)。ANA宮古支店の吉岡大支店長らが、初便…

2024年10月12日(土)9:00
9:00

広島から初のチャーター便/JTA

ツアー客112人来島   日本トランスオーシャン航空(JTA)が運航する広島-宮古チャーター便が11日、宮古空港に到着した。ツアー客ら112人が2泊3日の日程で宮古観光を満喫する。同社によると11月は広島を含め4地域からチャーター便が就航するという。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!