03/30
2024
Sat
旧暦:2月20日 先負 壬 
産業・経済 社会・全般
2011年6月24日(金)9:00

落果懸念し防風対策/マンゴー生産農家

台風5号接近に強い危機感


台風接近に備え防風対策をする生産農家=23日、上野宮国

台風接近に備え防風対策をする生産農家=23日、上野宮国

 強い台風5号が25日にも宮古島地方に最接近する見込みだ。マンゴーの生産農家は強風による落果を懸念し、23日からハウスの防風対策を講じている。先月末の台風2号で被害を受けているだけに生産農家の危機感は強い。それぞれ「落果も怖いが、風で揺れて果実が傷付くことも心配だ」などと話している。


 マンゴーは一部の農園で出荷が始まっており、これから来月にかけて収穫、出荷の最盛期を迎える。出荷時期は例年より遅れているものの、果実は十分に肥大しており、強風の影響で落果する可能性がある。

 上野地区でマンゴーを栽培する上地登さんは「5月の台風の時は、果実が小さかったが今はまるで状況が違う。実が大きいので落ちてしまうことが心配だ」と危機感を強めている。

 上野地区の別の生産農家も落果を懸念。「今回の台風は範囲が大きい。風の強さによっては、あと1週間で熟する実の多くが落ちてしまうのではないか。風で実と袋がこすれてしまうことも心配だ」と話し、栽培ハウスにネットを取り付ける作業を急いだ。

 先島諸島に向けて北上を続けている台風5号は、5月末に接近した台風2号より勢力は弱い。ただ、マンゴーの場合、果実が肥大化しているだけに落果の懸念は拭えない。

 2011年産マンゴーの宮古地区全体生産量は500㌧が予想されている。ただ、宮古農林水産振興センターでは台風2号の強風で傷付いた果実が全体の3割程度あるとしており、商品価値の低下に伴って出荷量が変動する可能性もある。


カテゴリー一覧

観光関係

2024年3月24日(日)8:59
8:59

きれいな前浜宣言へ

海びらき向けビーチ清掃/宮古島観光協   宮古島観光協会(吉井良介会長)は23日、与那覇前浜ビーチで31日に開催する「2024海族まつり・第46回サンゴの楽園未来まで集まれ遊ぼう宮古島の海びらき」に向けてビーチクリーンアップ活動を同ビーチで行った。会…

2024年2月22日(木)8:59
8:59

市に地域創生金賞/楽天トラベルアワード

市長「知名度さらに」/2宿泊施設も高評価   楽天グループが運営する旅行予約サービス「楽天トラベル」はこのほど、国内の登録宿泊施設や自治体を表彰する「楽天トラベルアワード2023」を発表した。宮古島市が「楽天トラベル地域創生賞ゴールドアワード」を受賞…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!