05/18
2025
Sun
旧暦:4月20日 大安 丙 
社会・全般
2011年7月2日(土)9:00

ミヤコヒバァとの別れ惜しむ/宮原小児童

1年間飼育・観察


ミヤコヒバァを飼育した児童ら=1日、宮原水辺公園

ミヤコヒバァを飼育した児童ら=1日、宮原水辺公園

 宮原小学校(屋嘉比邦昭校長)は1日、1年間飼育した絶滅危惧種のヘビ「ミヤコヒバァ」を自然に帰した。児童らは「元気でね」などと話し掛けながら別れを告げ、水辺へ姿を消すまでじっと見詰めていた。


 ミヤコヒバァは宮古島にのみ生息する固有種。環境省の絶滅危惧種にも指定されている。昨年6月に、南風見昇教頭(当時)が校内で捕獲し、児童らが飼育・観察してきた。

 学校に隣接する宮原水辺公園に放すと、別れを惜しむように児童らのそばまで近付いた。再度、草むらで放つと水辺に向けて静かに姿を消した。

 児童を代表して狩俣有沙さん(5年)は「最初は何を食べるのか分からなかった。飼育ケースから逃げた時は全員で探した。別れは寂しいが思い出がたくさんできた」と振り返った。

 屋嘉比校長は「宮原の自然が豊かであること、命の大切さ、観察する楽しさことを教えてくれた。みんなで送り出そう」と話した。

 この日は島外に異動した前教頭の南風見昇さんも駆け付け、児童とともにミヤコヒバァを見送った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年5月15日(木)9:00
9:00

ガイドライン認証制度推進/サスティナブルツーリズム連絡会

持続可能な島・観光と環境の両立のためのガイドライン周知・運用などに取り組む、宮古島サスティナブルツーリズム連絡会の2025年度第1回連絡会が14日、宮古島ICT交流センター(旧下地庁舎)で行われた。関係団体の代表者が今年度上半期などの取り組みについて意見交換し…

2025年5月14日(水)9:00
9:00

「魅力的観光地の地位確立」

入域観光客数過去最高で見解/市長定例会見   嘉数登市長は13日、市役所で定例記者会見を開き、2024年度入域観光客数(推計値)が119万3000人となり、過去最高を更新(既報)したことを踏まえ「本市が国内外から注目される魅力的な観光地として地位を確…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!