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産業・経済 社会・全般
2011年8月19日(金)9:00

ヤムイモの新品種を選抜/収量・成分に優れる



新品種の生育状況を観察する豊原副学長=18日、東京農業大学宮古亜熱帯農場

新品種の生育状況を観察する豊原副学長=18日、東京農業大学宮古亜熱帯農場

 東京農業大学宮古亜熱帯農場でヤムイモの栽培と育種の研究をしている豊原秀和同大学副学長らの研究グループが、収量や含有成分に優れた2品種を選抜した。近く品種登録する。豊原副学長はこのイモを宮古に普及させて菓子やパン、麺類などの特産品に加工する地域付加価値向上型の産業創出を描いている。


 宮古島農場では、世界中から集めたヤムイモの80品種を試験栽培している。新品種は品種間の交配やエックス線照射などをして育てたイモの中から選抜したという。
 イモの形は塊状で、機械収穫に向く。10㌃当たりの生産量は、5㌧を目指す。1個の重さは1~2㌔。3月に植え付けて、11月ごろから収穫する。生活習慣病の防止に有効とされるポリフェノールやアミノ酸、ミネラルなどの含有率が高い。


 宮古島での研究は2004年から豊原副学長と志和地弘信教授、友利行男主任を中心に進めている。
 宮古島農場のヤムイモを使った特産品の第1号は、焼酎「天恵のしずく」が誕生した。同大学の醸造科学科が、試作したところ香気に優れていることが判明。糸満市の酒造会社が商品化し、東京で人気を博しているという。


 豊原副学長は「本大学には醸造科学科や栄養科学科、食品香粧学科などがあり、商品開発に協力できる。ヤムイモには、行政も絡んでほしい。いろんな人や団体がコラボすれば、良い結果が出る」と話す。
 ヤムイモを普及したい作物に選んだ理由には①昔からなじみがある②台風に耐えられる─なども挙げた。


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