06/10
2023
Sat
旧暦:4月22日 先勝 己 
社会・全般
2011年9月9日(金)9:00

ドラゴンフルーツ被災地に贈る/砂川さん夫妻

復興願い収穫した125㌔/農業技術支援のお返し


100㌔以上のドラゴンフルーツを岩手に送る砂川光弘さん、ヒメ子さん夫妻(右)。左は仲宗根所長、同2人目は同センター農業改良普及課の下地秀一課長=8日、平良西仲宗根の砂川さんの自宅

100㌔以上のドラゴンフルーツを岩手に送る砂川光弘さん、ヒメ子さん夫妻(右)。左は仲宗根所長、同2人目は同センター農業改良普及課の下地秀一課長=8日、平良西仲宗根の砂川さんの自宅

 農業を営む平良西仲宗根の砂川光弘さん・ヒメ子さん夫妻が8日、東日本大震災の被災地岩手県に向けて計125㌔のドラゴンフルーツを送った。震災後「何か自分たちにできることはないか」と考え、日ごろの収穫物を送ることを決めたという。「少しでも支えになれれば」と話す砂川さん夫妻。被災地の1日も早い復興を祈り続けている。


 今回送ったドラゴンフルーツは、2・5㌔入りの化粧箱で計50箱。7日までに収穫したすべての果実を箱詰めしたという。「ぼくらにはこれぐらいしかできないから」と砂川さん。輸送費も含めてすべて自己負担で岩手県まで送る。

 岩手県に送ることを決めたのは、砂川さんが県職員時代に岩手県の職員と交流があったため。沖縄と岩手の両県は農業分野で1993年から10年間技術交流を続けた経緯がある。砂川さんは「岩手の人はみんな沖縄のために何ができるかを真剣に考え、いろいろ支援してくれた」と話し、岩手の職員に感謝を込めた。

 岩手県農林水産部普及技術課に、ドラゴンフルーツの贈呈を伝える県宮古農林水産振興センターの仲宗根盛和所長は「これだけの量を送るというのは本当にすごいこと。先方にしっかりと伝えたい」と話し、砂川さんの善意に応えた。

 送ったドラゴンフルーツの果実は赤、白、桃色と3色あり、それぞれ独特の食感と甘みがある。砂川さんや仲宗根所長は「岩手の人の多くがドラゴンフルーツという果物を見たことがないはずだが、甘みがある品種なのでおいしく食べられると思う」と話した。


カテゴリー一覧

観光関係

2023年6月8日(木)9:00
9:00

路上駐車・停車はダメ

友利自治会 看板で注意喚起/インギャー前県道   城辺の友利自治会(友利雅巳会長)はこのほど、インギャーマリンガーデン前の県道235号線沿いに駐停車を控えるよう呼び掛ける看板を設置した。レンタカーやマリン事業者の違法駐車が目立つようになり、交通事故の…

2023年6月7日(水)8:57
8:57

大物クロマグロ釣り上げる/観光客の男性

釣り船チャーター船、純海丸(森純一船長)の釣り客の男性が5日、クロマグロを釣り上げた。重さは約220キロ。この男性は昨年の同時期にも大物クロマグロを釣り上げており、「まさか続けて釣れるとは」と喜びを語った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!