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2011年9月9日(金)9:00

JTA関西―宮古線が就航

5年ぶり、観光客増に期待/今月26日まで運航


関西からの観光客を歓迎。琉神マブヤーや市のキャラクター・みーやも参加=8日、宮古空港

関西からの観光客を歓迎。琉神マブヤーや市のキャラクター・みーやも参加=8日、宮古空港

 日本トランスオーシャン航空(JTA)の関西―宮古線が8日、就航した。初便は関西国際空港から約145人、宮古からは約60人が同路線を利用した。同路線は今月26日までの19日間で18往復36便運航する。JTAによると期間中の利用率は85%と高い。関西方面からの入域観光客数の増加が見込めるため、宮古島の観光振興の一翼になることが期待される。関西―宮古路線の就航は2006年10月以来。空港では盛大な歓迎セレモニーが行われた。


 同路線は、1日1往復2便の運航(21日の関西発―宮古着と23日の宮古発―関西着は運休)。期間中は往路が関西国際空港発午前9時30分、宮古空港には正午に到着する。復路は宮古空港発午後4時20分、午後6時30分に関西国際空港着となる。使用機材はボーイング737―400で標準座席数は150席。

 関西からの初便は正午ごろに到着。空港では、観光関連団体の職員ら約40人が観光客を歓迎した。川満七重さんが三線の生演奏と歌を披露する中、訪れる観光客にマンゴージュースやお茶、ビール、泡盛、菓子類を振る舞った。テレビの人気キャラクター・琉神マブヤーや宮古島市のイメージキャラクター「みーや」も空港で出迎えた。

 宮古島観光協会の豊見山健児会長は「関西直行便の就航は宮古の観光振興の面で非常に大きい。これを機会にさらなる誘客につなげていきたい。関西路線の継続に向けて要請行動を展開したい」と話した。

 市観光商工局の奥原一秀局長は「入域観光客が若干減りつつある中での直行便就航はありがたい。これを機会に大いに宮古島をアピールして、さらなる観光振興につなげていきたい」と観光振興を期待した。

 宮古空港を出発する初便の就航では、JTAが就航セレモニーを開催。搭乗者に初便就航記念として搭乗証明書やJTAグッズ、雪塩ラスクなどを配布した。

 セレモニーで中西一則機長は「宮古の観光振興に微力ながら貢献したい」とあいさつした。駐機場には関係者約20人が立って関西行きの航空機を見送った。


 同路線は期間限定の運航だが、期間中に関西圏と沖縄の島々を結ぶJALグループの路線は、JALの関西―沖縄(那覇)線、JTAの関西―石垣線を含めて計3路線となる。


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