2代目「へいぞー君」登場/城辺砂川
年明けにもお披露目
城辺砂川の県道沿いの空き地に威風堂々とした姿で立ち、観光客や市民に愛されたヤギ「平三君」(へいぞー君)の2代目が年明けにも登場する。初代へいぞー君と同様、力強い立派な角と風格あるひげは2代目にぴったり。お披露目後は再び人気を集めそうだ。
初代へいぞー君は、城辺のインギャービーチから上野新里に向かう坂道の途中の空き地に陣取り、2008年に話題を呼んだ。
誇らしげな角と風になびくひげが市民や観光客に大受け。県道を走るドライバーの多くが車を止めて記念写真を撮影するなど一躍地域の人気者になった。
そんなへいぞー君だったが昨年3月に野犬に襲われて死亡。以来、力強くも愛らしい姿のへいぞー君は見られなくなった。
この事故の後、飼い主の砂川和男さんは2代目探しに奮闘した。そして今年10月、平良大浦地区でへいぞー君そっくりのヤギを見付けて購入したという。
角の長さは約55㌢、初代より5㌢ぐらい長くて太さもある。チャームポイントは前髪で、角の生え際から目にかけてたれる髪が印象的でかわいらしい。
2代目探しの理由について砂川さんは「市民や観光客の皆さんに楽しんでもらいたいから」と話す。今は自宅で飼っているが、「野犬に入られないような対策を講じてから、あの空き地に移動させる。ぼく自身も楽しみだよ」と話しながら表情を緩めた。