04/20
2024
Sat
旧暦:3月12日 友引 甲 
産業・経済 社会・全般
2012年8月4日(土)9:00

「ぱりみず」の日を設定/土地改良区 式典開き宣言

地下ダムの水に感謝


下地原のクイチャーを披露する保存会の皆さん=3日、城辺福東の中央管理所前

下地原のクイチャーを披露する保存会の皆さん=3日、城辺福東の中央管理所前

 宮古土地改良区(仲間克理事長)は8月3日を「みゃーく(宮古)・ぱりみず(畑水)の日」と定め同日、福里地下ダムのある城辺福東で式典を開き宣言した。方言の「ぱり(畑)」=8と、「みず(水)」=3の語呂合わせをした。地下ダムの水と、ファームポンド(FP)などのかんがい施設に感謝する日として設定。地域による施設周辺の自主清掃促進も狙いにした。


 式典には、農家や農業関係者ら約50人が出席した。

 あいさつで、仲間理事長は宮古地区国営かんがい排水事業は、『雨乞い農業』に終止符を打ち、収益性の高い施設野菜や果樹栽培を可能にし、経済発展に大きく貢献していると、水の効果を評価。今後は「地下ダムを中心とするかんがい施設を地域の財産として守り、次世代に引き継ぐ役目がある」との認識を示した。

 県宮古農林水産振興センターの與那嶺宏明所長は「安定した農業経営を継続するためには、かんがい施設を活用するだけでなく、水利用のルールを守り、施設の維持管理を適切に行うことが重要」と述べた。

 野崎達男市農業委員会長が、施設周辺の自主的美化活動の宮古全域への広がりと、農業振興を祈念し「みゃーく・ぱりみずの日」を宣言した。

 宣言文は宮古の農家が干ばつに見舞われ、「水無し農業」に苦しめられていた歴史を紹介。「宮古島に大変革を起こし、豊かな農業にしたのは地下ダムのおかげ」と感謝した。

 福東の平良盛栄自治会長は、世界に類例のない大規模地下ダムが福東に完成し、関連施設が観光名所になったことを誇りにした。

 下地原クイチャー保存会が、クイチャーを勇壮に舞い、「ぱりみずの日」の創設を祝った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!