歩道25㍍が陥没/真謝漁港入り口近く
最近の大雨の影響で地盤が緩んだせいか、平良字西原の真謝漁港入り口付近では8日までにアスファルト歩道の陥没が発生した。歩道は約25㍍にわたって陥没し、歩道そばのコンクリート擁壁は崩れ落ちた。現場の真下には、産業廃棄物処理施設(最終処分場安定型)の建設工事に向け沈砂池整備工事が進めてられている。けが人はいなかった。歩道は通行止めにされ、陥没した詳しい原因は分かっていない。
陥没した一周道路の一部区間歩道は、2001年11月に火災が発生した、産業廃棄物最終処分場近くの東側。付近の上部キビ畑は、西原住民らが、昔から田原と称する田んぼの跡地で、クチャと称する地層があることから水はけは良くない。
歩道は長さ約25㍍、最大幅約10㍍に及び、コンクリート擁壁とともに土砂が約5㍍ほど落下した。自生したていたアカギが土砂の流れを防いだが、今後の災害復旧工事のためにアカギは伐採された。
県側は「復旧工事には時間がかかると思う。今後災害復旧工事に向け取り組んでいく」と語った。
現場には、宮古島漁協と池間漁協の関係者らが駆け付けていた。
組合員らは「歩道陥没以外の工事現場から流れてきた赤土混じりの水は沈砂地にたまり、そこから土管を通して海に流されている。海が汚染されている」と声を荒げていた。