仲間課長が未然に防止

宮城署長（左）から感謝状を受けた仲間さん（中央）。右は照屋隆副署長＝２１日、宮古島署

　宮古島署（宮城英眞署長）は２１日、特殊詐欺事件（振り込め詐欺など）を未然に防止したとして、ＪＡおきなわ城辺支店金融共済課長の仲間達美さん（５４）に感謝状を贈呈した。

　宮城署長は「このような事件は被害者と犯人が対面することがない特殊な事件で、被害に遭うとその額も大きい。未然に防止することが大切。今回はありがとうございました」と述べ、感謝状を贈った。

　仲間さんは７月２日、７０代の女性がキャッシュカードで現金を振り込みたいと窓口に相談に来た際、振込先の孫の名前がひらがなで書かれていたことを不審に思い、メモに書かれていた口座の名義と口座番号を本店信用事業部に問い合わせた。

　同名義の他金融機関の口座が凍結されていることが分かったことから、女性を説得しつつ、女性の娘と相談し警察に通報、振り込みを未然に防止した。宮古島署管内ではこれまでに特殊詐欺事件の被害は報告されていない。