20周年記念アルバムが完成/下地暁さん「ミャーク」
あすから県内先行発売
1992年から故郷の宮古島で音楽活動を続ける“アイランダーアーティスト”下地暁さんが、宮古島での活動20周年を記念したアルバム「Myahk(ミャーク)」をこのほど完成させた。11日に会見を開き、13日から県内先行発売することを発表した。
20年の節目を迎える同アルバムは、グラミー賞受賞作品に携わるなど世界的にも著名なGoh Hotoda(ゴウ・ホトダ)氏をプロデューサーに迎え、今年7月から製作に取り組んできた。日本人女性ボーカリストで元レベッカのNOKKOらも参加している。
収録されているのは「ニーリ~祈り~」、「ウヤケンナウレ」、「愛しゃ」というオリジナル曲を含む全12曲。オリジナル以外は「とうがにあやぐ」や「カニクバタ」、「池間ぬ主」など沖縄民謡ばかりだが、沖縄音楽特有の音階はあえてあまり使わない新しいアレンジとしながらも、所々で三線や島太鼓を取り入れたり、波の音やサトウキビの羽音なども加えることで島の空気感を表現している。
下地さんは「多くの人に支えられ20年を迎えることができた。その中でGohさんとの出会いなどもあり、よりクオリティーの高い、ワールドワイドな作品になった」との思いを語った。
同アルバムは今月13日に県内先行発売した後、3月8日に全国発売を予定。1月13日にはCD発売記念ライブを、20年前、宮古へ戻ってきたころにレコーディングで使っていた響和楽器からスタートさせる。
問い合わせはラグーンミュージックエンターテイメント(電話73・9236)まで。