社会・全般
2013年7月13日(土)9:00
オクラ、スイカなどに被害/台風の強い風受け
宮古島地方は12日、台風7号に伴う暴風が吹き、露地作物ではサトウキビやオクラなどが、被害を受けた。ハウスのマンゴーは熟した果実が多く、一部のハウスでは落下被害が見られた。農家は実が枝などに衝突する打撲被害も心配している。
サトウキビは、葉が強い風を受けて裂け、茎が傾いたり倒れたりした。
キビは生育旺盛期で、今の時期は、梢頭部が柔らかく折れやすいという。梢頭部の折損被害は特に春植と株出で懸念されている。
雨は午後6時までに、平良下里で19・5㍉を観測した。サトウキビ関係者の一人は、塩害や干ばつ傾向を解消するぐらい降ってほしいと願った。
オクラも収穫が行われている時期の襲来となった。JAによると、全体の出荷量の2~3割が残っている。オクラには、葉がちぎれたり、実がすれたりする被害が出た。地面に落ちた実もあった。
下地与那覇では、旧盆向けに栽培しているスイカが、強い風にあおられた。露地作物ではパパイアの葉が吹き飛ばされ、バナナや葉野菜類も被害を受けた。