04/24
2024
Wed
旧暦:3月16日 赤口 戊 
社会・全般
2014年7月18日(金)9:00

アララガマ魂見せたい/市こども劇団

初の東京公演へ意欲/郷友も協力、チケットほぼ完売


初の東京公演に向け最終リハーサルを行う市こども劇団のメンバー=16日、マティダ市民劇場

初の東京公演に向け最終リハーサルを行う市こども劇団のメンバー=16日、マティダ市民劇場

 宮古島市こども劇団が26、27の両日、東京で初公演を行う。作品は創作劇「はしり星にのって~あの空となり海となり~」。16日にマティダ市民劇場で最終リハーサルを行った団員たちは「アララガマ魂を見せたい」と意欲的だ。2日間で計3回の公演。約200人が入る劇場だが、関東宮古郷友会などの協力もあり、チケットはほぼ完売の見通しという。

 「はしり星-」は2012年に立ち上がった同劇団初のオリジナル劇。
 これまでにも「ゆうたっちょの中学生絵日記」「チェンジ・ザ・ワールド」を上演した。

 「はしり星-」は現代の宮古島が舞台で、ウリガー(降り井)に居合わせた少年少女たちが、100年に1度の大流星群が降る時刻に昔の宮古島の人に出会い、島の歴史や文化を学んでいく。

 今年1月のマティダ市民劇場での初公演では、子供たちの高い演技力と地域のアイデンティティーが強く印象づけられたストーリーで感動を呼んだ。

 今回は地元を飛び出しての初の公演。
 演出担当の杉本孝司さん(東京芸術座)は「自分たちの演技がどこまで通用するのか、期待と不安が交錯していると思う。ちやほやされて見てもらうのではなく、責任を持って演じてほしい」と話した。

 「東京に住む宮古出身者も大勢見に来る」と杉本さん。「どんな困難な時にも生き抜いてきたのが宮古の人の神髄。故郷の子供たちが演ずる劇を見て、自身のアイデンティティーを再認識するはず。公演は、本土で頑張っている宮古出身者たちへの応援歌にもなる」と語った。

 劇中には宮古方言や宮古民謡も多く出てくる。ポスターなどには「宮古人ぬ話(みゃーくぴとぅぬぱなす」と刷り込むなど「宮古色」を前面に出している。

 リーダーの池田怜奈さん(宮高2年)は「メンバーは演技力や度胸もついてきた。宮古の元気さやパワフルさを見せたい」と話した。

 会場は東京都杉並区にある「座・高円寺1」。26日は午後2時と午後7時開演の2回公演。27日は1回公演で午後2時開演。チケットは全席自由で1000円。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!