3175人の長寿を祝う
宮古島市主催の敬老会が11日午後、城辺、下地、上野の3地区で開かれ、計3175人のお年寄りの長寿を祝福した。3地区を回った下地敏彦市長は「活力ある街づくりのために、皆さんの積極的な社会参加は欠かせない」と話し、一層の活躍に期待を込めた。地域住民は三線演奏や踊りなど多彩な余興を披露して敬老会を盛り上げた。敬老会はきょう12日に平良地区、15日には伊良部と佐良浜の両地区で開催される。
城辺地区敬老会は、市城辺公民館で開かれた。最高齢者は女性の105歳。新敬老者は神里清春さんら56人。
下地市長は「城辺地域は、日本百景の東平安名崎に代表されるように自然景観豊かで、そして第一次産業の盛んな地域である。特に畜産と葉タバコは他の地域を圧倒。合併後は、ほ場整備も各地で進み 生産基盤も整いつつあり、今後とも皆さんには元気で頑張って頂きたいと思う」と祝辞。その上で「いつまでも元気で安心して暮らしていただくために、今後とも高齢者福祉の充実強化に努めていきたい」と決意を新たにした。
次いで市議会の眞榮城徳彦議長は「皆さんの元気な姿を見て『人生はこれから』という心意気が伝わってきている。今後とも市議会として安全・安心で暮らせる町づくりを推進していく」、県議会の座喜味一幸県議は「先輩たちの知恵を学び、後輩たちに引き継いでいきたい」とそれぞれ祝辞を述べた。
舞台では、上区獅子舞保存会が勇壮な獅子舞を披露。砂川・福里・西城各保育所の園児たちが元気いっぱいの踊りを繰り広げた。会場から大きな拍手が送られた。