きょう「敬老の日」/各地域で盛大に敬老会
きょう15日は、多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、その長寿を祝う「敬老の日」。宮古の各家庭でも祖父母をねぎらい子や孫から祝福を受ける光景が見られる。各地域でも自治会などが中心となって地域のお年寄りたちのさらなる健康と長寿を願う敬老祝賀会が催されている。
県子ども生活福祉部によると、県内の100歳以上の高齢者は15日時点で962人(前年比39人増)となり、1972年の統計開始以降、過去最多の928人(2009年)を更新した。
市町村別では那覇市が171人と最多で、宮古島市は40人(前年比7人減)。多良間村は該当がなかった。
平良の久貝自治会(與那覇順治会長)の第91回敬老会が13日、久松地区の公民館で行われた。対象者は70歳以上の108人で、会場に詰め掛けた多くの地域住民から盛大な祝福を受けた。
久貝自治会の最高齢者は女性が砂川サトさん99歳。男性は長浜三郎さんの97歳。今年、敬老会入りしたのは与那覇哲雄さん、与那覇健次さん、与那覇昭雄さんの3人となっている。
與那覇会長は、1人ひとりに記念品を手渡して一層の長寿に期待。式辞で「お年寄りを『宝』として大切に思う気持ちは人情味溢れた久松の地域性。これからも長寿の里として、この気心を守り育てていきたい」と決意を述べた。
新敬老を代表して与那覇昭雄さんは「私たち3人は終戦の生まれで人数も少ないがとても仲の良い同窓。今まで多くの先輩たちにお世話になってきた。心優しい久貝自治会の敬老会の仲間入りができたことをうれしく思う」とあいさつした。
舞台では、児童生徒を含む地域の住民たちが趣向を凝らした余興を披露してお年寄りたちを楽しませた。