いつまでも元気で/伊良部、佐良浜学区敬老会
伊良部地区の伊良部学区と佐良浜学区在住の70歳以上を対象とした市主催の敬老会が「敬老の日」の15日、伊良部公民館で開かれ
た。伊良部学区は新入会員15人を含む710人、佐良浜学区は新入会員41人含む784人の合計1494人の年長者の健康と長寿を地域を挙げて盛大に祝った。
伊良部学区敬老会は午前中に開かれた。下地敏彦市長は式辞の中で「皆さんの健康と長寿を心からお祝いしたい」と祝いの言葉を述べるとともに「来年は念願の伊良部大橋が開通する。1月末には盛大なお祝いをしたい」との考えを示した。
新入会員男性8人、女性7人が一人ずつ紹介された後、新入会員を代表して宮国清さんが「先輩方の仲間入りができることは大きな喜び。今後とも先輩方を手本に、平和で安定した社会作りに尽くしていきたい」と抱負を語った。
児童を代表して伊良部小学校児童会の佐和田滉会長(6年)が「おじいさん、おばあさん、いつまでも元気で、100歳まで生きて、僕たちをいつまでも見守ってください」と呼び掛けた。
ステージでは伊良部保育所の園児が元気にエイサーを踊ったほか、地元婦人会らによるさまざまな踊りも披露され、会を盛り上げた。
午後から開かれた佐良浜学区敬老会では、下地市長が「大橋開通後、伊良部はますます発展していく可能性を持っている」とした上で「市が発展したのは皆さんの労苦のおかげ。今後も健康に留意して、元気で過ごして」と呼び掛けた。
新入会員男性25人、女性16人を代表して上原邦男さんが「これまでの長い人生を振り返ってみると、万感迫る思いがある。これからの人生は生きる喜びを大切にし、勇気と誇りを持ってともに頑張っていきたい」とあいさつした。
児童代表あいさつでは佐良浜小学校1年の仲間泰心君が「だいすきなおじいちゃん」と題した作文を朗読。「おじいちゃんの話を聞いたり、一緒に遊ぶのが大好き。いつまでも元気で長生きしてね」と呼び掛けた。
佐良浜保育所の園児や地域の婦人らは、今年も敬老会が開かれたことを祝し踊りなどの余興を披露した。