粗大ごみ2・5㌧を撤去/城辺福里
市民ら80人が清掃作業
宮古島の環境を守り育てる市民協議会(議長・平良哲則市生活環境部長)は2日、城辺福里の市道で清掃作業を実施した。道路脇にポイ捨てされたペットボトルや空き缶、不法投棄されたテレビや冷蔵庫などを撤去した。市環境保全課によると、約2時間の作業で撤去したごみは燃えるごみ865㌔、缶と瓶380㌔、粗大ごみ約2・5㌧だった。テレビ6台、冷蔵庫1台も捨てられていた。
「宮古島市美化清掃の日」にちなんだもので、地元住民や市職員、クリーン指導員ら約80人が参加した。
清掃した場所は、通称「難工事(ナンコウジ)」と呼ばれ、以前は交通量が多かったが、新しい道路ができたため現在では人目に付きにくい箇所になっている。
参加した友利佐代さん(43)は「区長から連絡があったので、地域だけの清掃だと思った。副市長も参加しており市全体の清掃というのを知った。とても良い取り組みだと思う。でも、不法投棄の多さにはびっくりした」と話した。
長濱政治副市長は「たかが150㍍の区間にこれだけのごみが捨てられているとは」とあきれ顔。「人目につかない場所への不法投棄が多い。撤去できるところは撤去し、不法投棄県内ワーストワンを返上したい」と話した。