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2019年8月1日(木)8:54

【ひと】宮古島税務署/島袋 伸署長(55歳)

軽減税率の周知徹底を


島袋 伸さん

島袋 伸さん

 適正で公平な課税と徴収の実現に取り組むために、納税者に分かりやすい説明を心掛ける。問い合わせや相談などには相談日を設けて、親切かつ丁寧な対応を行う考えだ。

 今年10月の消費税引き上げに伴う軽減税率制度の導入については「ほぼすべての事業所に関係がある制度だが、周知状況はまだ十分とは言えない状況である」と警鐘を鳴らした。

 制度の内容と具体的な経理手続きの方法について説明会を今後も開催する予定。「最終的に一番困るのは納税者。困る人がなるべく少なくなるよう周知広報を徹底したい」と述べ、事業所および経理担当者に積極的な参加を呼び掛けていく。

 国税電子申告・納税システム(e-Tax)のより一層の普及拡大に努める。資本金1億円以上の大法人が義務化されることもあり、システムの利便性が向上しているという。

 宮古島の勤務は初めてだが、出張などで10回以上は訪れている。島の自然と地元住民と接することが楽しみの一つ。「宮古島で勤務できることに喜びを感じている」と笑顔で語った。

 島袋 伸(しまぶくろ・しん) 1963(昭和38)年11月4日生まれ。南風原町出身。琉球大学法文学部卒。90年沖縄国税事務所採用。2011年名護税務署総務課長、14年世田谷税務署副署長、16年国税庁長官官房沖縄派遣国税庁監察官などを経て、19年7月から宮古島税務署長。趣味はウオーキングとシュノーケリング。

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