健康にはＧＧが妙薬

垣花勇さん

　「私の健康維持には、グラウンドゴルフが妙薬となっている」と語る垣花さんは、本土復帰の年に沖縄本島に転居。地域の仲間づくりや体の健康保持のため、約20年前からグラウンドゴルフを始めた。

　現在も、週の３日は近くの公園で仲間たちと楽しむ。「今でも70代、80代の若い人と対等に競い合っている」と自信を見せる。参加するたびに景品を持ち帰るといい、「わが家ではせっけんや洗剤を買ったことがない」と笑った。

　公園や買い物には自家用車を利用していたが、家族の勧めや本人の自覚もあり、90歳で車の運転をやめ、免許証を返上した。「歩くことで体の鍛錬にもなり、爽快な気分になる」と強調する。

　食べ物には好き嫌いはなく、同居する娘の徳子さんは「何でも食べるし、文句を言ったことはない。宮古では半農半漁の漁師だったので、魚類を多めに出している」と話した。

　若い頃から酒やたばこはやらず、「仲間たちから『オトーリで鍛えられる宮古の人が、酒が飲めないのは信じられない』と冷やかされた」いう。

　垣花さんは「仲間たちとの交流を深めながら、一日一日を愉快に楽しく生きていこうと思う」と力を込めた。

1922（大正11）年8月10日生まれ
那覇市在住（平良松原出身）