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行雲流水
2019年9月21日(土)8:54

【行雲流水】(敬老の日の由来)

 9月15日(老人の日)から21日までを老人週間と定めているのが「老人福祉法」で、9月の第3月曜日を敬老の日と定めているのが「国民の祝日に関する法律」です。法律の趣旨は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ということで宮古島市の各地区・自治会はこぞって敬老会を開催し、新聞も華やかな紙面となった

▼敬老会は昭和22年戦後の混乱した社会情勢の中で兵庫県多可郡野間谷村(現・多可町)が村主催で第1回敬老会を9月15日に開催したのが始まりと言われている。法律で敬老の日として国民の祝日と定めるまでには16年の歳月がかかった

▼第1回敬老会を主催した門脇政夫村長は祝日制定に向けて県内の市町村に働きかけ多くの賛同を得、さらに昭和26年中央社会福祉協議会(現全国福祉協議会)が9月15日を「としよりの日」とし15日から21日までを運動期間と定めるまでになった

▼昭和38年老人福祉法が制定され老人の日、老人週間が施行されるまでには12年の歳月を要したが、老人福祉法に老人の日が定められたことで国民の祝日としての法令規定は早まった

▼昭和41年に国民の祝日に関する法律が改正され9月15日が「敬老の日」として国民の祝日となり門脇村長の念願はかなえられた。敬老の日が9月の第3月曜日となったのは平成15年である

▼平成25年多可町は「敬老の日」の発祥地として敬老の精神を受け継いでいくため小中高校生の応募作品の中から選ばれた敬老のうた「きっとありがとう」に曲をつけ介護予防体操のCDを制作して普及活動に利用している。(参照・「ウィキペディア、敬老の日」「敬老の日発祥のまち多可町 敬老の歌」等)(凡)

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