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【特集】2022年新年号【特集】新年号
2022年1月1日(土)8:58

宮古みそ 伝統の味守ります!/JAおきなわ宮古地区女性部

「宮古みそを使った料理はおいしいよ」。花城啓子女性部長(前列中央)を囲んでPRするJAおきなわ宮古地区女性部の皆さん=農産物加工施設

「宮古みそを使った料理はおいしいよ」。花城啓子女性部長(前列中央)を囲んでPRするJAおきなわ宮古地区女性部の皆さん=農産物加工施設

宮古島名産のみそは、まさに「お袋の味」。冷蔵庫の無い時代に常温で保存が利くことから、各家々では、早朝からほぼ1日掛けてみそづくりに励む姿が見られた。親戚や近所の人も参加。「ゆいまーる精神」が残っていた時代だ。


すべて手作りだったが、現在は機械化となり短時間で出来るようになった。原材料は大豆、麦、塩、酒。ずっと変わらないことから味は昔のままで継承されている。

JAおきなわ宮古地区女性部は、みそづくりを通して地域起こしにつなげようと、部員らを中心に月に数回、みそづくりを行っている。

昔の味が忘れられないという主婦が、宮古みそを使った料理を食卓に並べたり、宮古を離れて暮らす子供たちに「故郷を忘れないで」とのメッセージを込めて送ったりしているという。

同女性部の花城啓子部長は「宮古みそは赤褐色で、豚肉料理やみそ汁にとても合う。そんな味で育った子供たちは、大人になっても宮古みその味が忘れられない。特に魚汁やあぶら味噌は『宮古みそじゃないとダメ』という人が多い」と話す。宮古の人にとって、宮古みその味と香りは郷愁を誘うものらしい。

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