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【特集】2022年新年号【特集】新年号
2022年1月1日(土)8:55

ボルダリングに歓声沸く/多良間小

児童達の体力向上に一役

 

ボルダリングの基本的な使い方の指導が行われた=多良間小

ボルダリングの基本的な使い方の指導が行われた=多良間小

昨年開催された東京五輪で正式種目となり日本人選手が上位入賞して人気をよんだボルダリングの壁が昨年の10月に多良間小学校に設置され、児童たちが毎日壁によじ登り人気となっている。

これは多良間小創立130周年を記念して、昨年設置したもので10月12日にボルダリングの除幕式を行い、壁の完成を祝った。設置された壁の高さは2㍍、長さ13㍍。

除幕式の翌日に、ホールドを設置した岡山県出身で第1回アジア選手権ソウル大会で日本人最高順位の3位に入り、4度のワールドカップ出場経験を持つ木村伸介さんがボルダリングを安全に使うために基本的な使い方を指導した。

ホールドは緑・黄・青・赤と難易度があり、手も足も同じ色のホールドを使って横移動しながらゴールを目指す。この日は4人の教師がモデルとなり、基本的な動き、使い方やゲームの仕方などを学んだ。

木村さんは「ボルダリングはスタートとゴールは必ず両手でつかむ。登っている人の下に入らない。落ちそうになったら必ず足から着地すること」と指導した。また、じゃんけんゲームや宝さがしゲーム、ボルダリングをしながら楽しくゲームができることも紹介した。木村さんは「島内の方も触ったことがないと思うので、安全に行わないとケガをしてしまう。しっかり安全ルールを守って楽しんで下さい。難しいと思ったら、色は気にせずに横に向かってできるように頑張りましょう」と話した。

ボルダリング壁除幕式で与座篤校長は「オリンピックで有名になったボルダリングですが、ケガをしかねない遊具でありますので子ども達に安全面を指導しながら、地域の皆様にもそれを分かっていただき使ってほしいと思います。こども達の体力向上につながればと思います」とあいさつした。

池城三千雄教育長も「記念行事にあたり、PTAの皆さん、建築、施工をされた皆さん、130周年に合わせて完成をさせていただきありがとうございます。ボルダリングが安全安心に子どもたちが使えるように、多良間の宝である子ども達の体力向上に使っていただきたいと思います」と述べた。

設置から3カ月近くになるが、全児童69人がひととおり体験し、低学年を中心に毎日、休み時間や放課後にはボルダリングの前で歓声が聞かれ、児童の体力向上に一役買っている。

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