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【特集】新年号
2020年1月1日(水)8:51

人生を前向きに/上野

楽しい琉舞けいこ/上野婦人会、結成71年目


楽しくけいこに励む渡真利会長(前列左から3人目)ら=市上野公民館

楽しくけいこに励む渡真利会長(前列左から3人目)ら=市上野公民館

 上野婦人会(渡真利幸子会長)は地域の各種行事で鍛錬された琉球舞踊を披露し、活気ある地域づくりの一翼を担っている。琉球舞踊を始めて20年以上になる渡真利会長が会員に琉舞を教え「琉舞を踊ると心が明るくなり、人生が前向きになる」とメリットを力説する。

 琉舞のけいこは週1回、市上野公民館で行っている。けいこ着を着て、楽しく踊って充足感に包まれる。

 これまでに宮古民謡の「與那武岳金兄小(ゆなんだきかにすざがま」や「豊年の歌」「揃(する)いど美(かぎ)さ」「とうがにあやぐ」などのほかに、八重山民謡の「鳩間節」「安里屋ユンタ」などに合わせて踊る。

 躍動感や軽快な踊り、華麗な舞い、優雅な舞い、気品にあふれる踊りなどがある。踊り手は、民謡曲に合わせた衣装を身にまとい、情感たっぷりに演じる。

 渡真利会長は「今年も踊りの技術を磨いてさらに精進したい」と決意を新たにする。

 その上で「地域の各種行事の主催者から出演の依頼があれば、快く引き受けたい。息の合った琉球舞踊を披露し、盛り上げたい」と意気込みを語った。

 戦後の混沌(こんとん)とした1948年、下地村(当時)から上野村は分村した。

 翌年49年4月、上野婦人会は結成された。婦人の意識の啓発を図り、女性の地位向上に寄与することが目的であった。以降、組織は男性と同等の発言ができるように成長し、女性の教育委員や各種審議委員会委員に登用された。結成から今年で71年目。

 写真撮影に協力した皆さん。(敬称略)

 砂川恵子▽仲宗根満子▽渡真利幸子▽渡真利?子▽宮国美千代▽勝連尚子▽根間美智子▽芳山真千子

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