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【特集】新年号
2021年1月1日(金)8:48

多良間

豊かな自然、伝統芸能活かす/「ふしゃぬ観光協会」が発足
友利会長「多くの文化を発信」


ふしゃぬふ観光協会の友利会長(前列中央)と役員の皆さん

ふしゃぬふ観光協会の友利会長(前列中央)と役員の皆さん

 昨年4月、多良間村に新たに「ふしゃぬふ観光協会」が設立された。同村にはこれまで「多良間村観光協会」が存在していたが、事務局体制が脆弱(ぜいじゃく)で、運営も村への依存度が高く、会員同士の連携が深まらず、主体的な活動による事業展開が図れない状況が続いていた。村民や村内の観光関連事業者などからこれまでの観光協会を解散し新たな協会の設立が求められていた。そのため、村内の観光関連業者や字会、宮古和牛改良組合多良間支部、村唐辛子生産組合、村漁業組合のメンバーらが協議を重ね、新しく観光協会を設立する動きとなった。 「ふしゃぬふ観光協会」は同年完成した「観光拠点施設すまむぬたらま」を拠点とし、「ウィズコロナ」の時代に多良間村の観光振興を図っていく。

 初代会長の友利哲市塩川字会長は昨年を振り返り、「コロナ禍の中、職員募集も電話対応で行い、イベント等もスムーズにできなかったが、地域振興拠点施設に事務所を構えて『すまむぬたらま』やイートインスペースなどの供用を開始することができた」と話した。

 今後に向けては「地域おこし企業人を活用し、アドバイスをもらいながら次年度に向けて活動計画を立てている。多良間村は自然が多く残っていることから、自然の良さや多くの文化を発信していければと思う。地域に沿った形で展開し村の発展に貢献していきたい」と意気込みを語った。

 役員は次の通り。(敬称略)

 会長=友利哲市(塩川字会長)▽副会長=知念正勝(たらま農産)柳岡秀二郎(郷土マリンサービスJAWSⅡ)▽理事=大城隆夫(仲筋字会長)富盛玄三(多良間島観光サービス)湧川農(湧川畜産)▽事務局長=後藤匡利

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