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行雲流水
2016年8月6日(土)9:01

【行雲流水】「相模原事件に思うこと」

 事件は7月26日の午前2時過ぎ頃におこった。悪魔の仕業としか言いようのない26歳の男が引き起こした凄惨な事件である。「障害者が安楽死できる世界を」とか「重度障害者の大量殺人はいつでも実行する」とか公言してはばかることがなかったという

▼ドイツ人は最も優れたアーリア人種であるから障害者はドイツ人ではないと決めつけて国中の障害者を排斥したのがあのヒトラーであることはあまり知られていない。相模原事件の青年はそのヒトラーに取りつかれたパラノイアであったのではないか

▼障害者であれ、寝たきりになったり認知症になったりした高齢者であれ命ある限り人として尊厳されて当然だが事件を引き起こした青年には人の命の尊さを理解できていなかったのだろう

▼彼は自らのツイッターで背中一面の般若とヒョットコの入れ墨をさらけ出している。明らかに入れ墨を自慢しているのだ。入れ墨は暴力の象徴以外のなにものでもない。直接暴力を振るうことはなくても入れ墨をさらけ出すことで人を威嚇し、恐怖に落とす働きをする

▼人を威嚇し力を誇示することがどれだけの意味を持つものだろうか。遅かれ早かれ力の誇示は何の意味もないことに気付いたとき支配者であり権力者であることに取りつかれた者は架空の力を実行に移すしかない

▼相模原市の障害者入居施設で起こった事件は被害者が大勢いることで大変な騒ぎになっているが、老人介護施設での虐待は日常化していないだろうか。子供の虐待も看過できない。慈しみ愛されるべき障害者や高齢者、子供といった人たちが虐げられるような社会であってはならない。

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