地元の児童・生徒も参加

１０団体が参加して行われたハーリー＝１１日、城辺浦底海岸

　城辺の浦底漁港船主組合（国吉辰男組合長）は１１日、浦底海岸で海神祭を開いた。サバニで速さを競うハーリーなどを実施し、向こう１年間の航海安全と豊漁を祈願した。城辺小、中学校の児童生徒たちも参加し、地元の伝統行事を体験した。

　ハーリーには、地元青年会やＰＴＡ、婦人会など計１０団体が参加。沖合を折り返す約４００㍍の区間で「ゴーヘイ、ゴーヘイ」との掛け声を上げながらかいをこいだ。

　会場には地元の人や観光客らが訪れ、青い海原にかいでこぎ出す勇壮なサバニ競漕に歓声を上げた。

　ボリュームいっぱいに上げたスピーカーからは「ヒヤヒヤヒヤヒヤ」「アララガマ」などと威勢の良い声が響き、海神祭を盛り上げた。

　国吉組合長は「伝統行事に子供たちも参加してくれてうれしい限り。安全で楽しく思い出に残る体験をしてもらいたい」と地域の伝統行事の継承に期待した。