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花は島色
2017年11月19日(日)9:01

【花は島色】坂井 浩二さん(43歳)/那覇市議会議員

「行動あるのみ!」をモットーに奮闘中

 

坂井浩二氏

坂井浩二氏

【那覇支社】今年の7月に行われた那覇市議選挙で三期目の当選を果たし那覇市議として活躍するのは、平良西里出身の坂井浩二さん(43)。現在、『行動あるのみ!』をモットーに、ふるさと宮古島と那覇市の架け橋となり奔走する日々を過ごしている。

 平一小、平良中、宮古高校(理数科一期生)、帝京大学法学部へ進学。小学生の頃は、体が弱く家で本を読んでいるのが好きな内気な性格だったという。

 転機になったのは中学3年生の時。担任の先生から、「人のためになることをやりなさい」と言われ、放課後に同級生と一緒に勉強会をはじめた。その結果、「クラス全員が高校に合格したことがうれしかった」と振り返る。これまでも学級委員長や生徒会役員などを担ってきたが、今まで以上に人の役に立つことの大切さを学んだと話す。

 少年時代の夢を尋ねると「世界情勢に興味があったので、国際ジャーナリストか政治家になりたかった」と笑う。そんな思いから、大学卒業後は、衆議院議員の秘書として東京で6年、沖縄で2年勤め世の中の仕組みを学んだ。

 自身で政治に携わりたいと思ったきっかけは、その当時に『沖縄の課題・弱さ』に直面したこと。学校のPTA会長や地元自治会の副会長などの地域活動に参加し、生活者の生の声に触れたことで、「世の中を変える手段はやはり政治だ」と再認識した。そこには宮古島市議や県議を務めた父親の民二さんの影響もあったと話す。

 当選後は、良い『街』も、良い『モノ』も、すべて『人』が作るものだとの思いから、教育振興や子育て支援などの人財育成を中心に活動。そのほか、東日本大震災のボランティア活動を通して、防災防犯にも力を注いでいる。

 宮古への思いについては、『ふるさとの魅力』を再発見できたと語る。これまでおせっかいと感じていたものが、実は人の温かい心がこもったありがたいものだと気付くことができたのは大きな収穫だった。その思いを胸に、「ふるさと宮古島のため、島から出てきた宮古人のため、皆さんの生活を守れるように精一杯市議としての役割を担いたい」と意気込んだ。

 坂井浩二(さかい・こうじ)1974年9月13日生まれ。平良西里出身。平一小、平良中、宮古高校、帝京大法学部卒。2009年に那覇市議初当選。現在3期目。同郷で同級生の優希夫人との間に一男一女。

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